ビッグデータの専門家らしい

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聴覚障害

相当に大きな音なら聞こえるらしく、正確には高度難聴と分類されるらしい。
彼とは1年間、プロジェクトのパートナーとして一緒に働いた。
いつも柔らかい表情で、彼が座っていてくれるだけで安心できる、そういう存在だった。
チャットと筆談でコミュニケーションをとっていたが、親しくなる中でそれだけでは物足りなくなった。
俺はオリックスが負けるたびに悔しさを伝えたかったし、彼が過ごしたというクラスに2人しか男子がいない商業高校の思い出を聞いてみたかった。
いちいち俺の汚い字を解読してもらうのもしんどかった。
そこで手話を覚えることにした。
基本から離れて、無理矢理のジェスチャーで表す部分もかなり交えつつではあったが、普段のやりとりには不自由しなくなった。
完璧にやろうと思わなければ、案外ハードルは低かったのだ。
すると周囲のメンバーも自己流で手話を覚えて、会話するようになった。
当時は何も大したことじゃないと思っていたけれど、振り返れば世界が広がるとはああいうことだったのかと思う。

 

その彼を、ビッグデータを取り扱う専門家として取り上げた記事を、ネットに見つけた。
本当に嬉しいこととはこういうことを指すのだと思う。
彼の聴覚障害については何も触れられておらず、流石だなと思った。

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今日のサウナは府中の桜湯。

「ここはテレビ置けないだろうからさあ、ラジオ流したらってさっき話してきたんだけど」とサウナ室で、おそらくは常連さん。

確か中野の上越泉がラジオを流してていい雰囲気だったな。

まだまだ生まれ変わったばかりの新生桜湯、試行錯誤にはとことん付き合う覚悟はある。

なんでも来いだ。