【大外克服】天皇賞・春予想【2020】

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◎フィエールマン

○ユーキャンスマイル

▲トーセンカンビーナ

△モズベッロ

△エタリオウ

△メイショウテンゲン

 

◎フィエールマン。

2008年のアドマイヤジュピタ以来大外枠の勝利がない天皇賞・春

それどころか2009年以降は人気より好走した馬がいない大外枠。

それでも去年の覇者、振り返ればデビュー4戦目で菊花賞を制した実力は断然だ。

そういえばアドマイヤジュピタが勝った時は14番枠、今回のフィエールマンも14番枠。

長丁場のレースでは最短距離を走ることができ、道中は前に壁を作りやすい内枠有利で間違いないのだろうが、大外でも14番枠なら克服可能と見る。

大外枠の不安は○▲ー◎にした折り返しもしっかり買うことで、期待値を高める要素と見ることもできる。

気持ちとしてはこの春一番の堅軸だ。

 

昨年は珍しく前走阪神大賞典組が絡まなかったので、今年は来る番と見れば当然強い勝ち方をした○ユーキャンスマイルを相手に。

やむない事情で乗り替わったユーキャンスマイルの浜中に見込み違いがあれば、距離延長を喜ぶ▲トーセンカンビーナが、差し込んでくる。

三連単の3列目は定石通り最内枠のモズベッロに2番枠のエタリオウ、ちょっと外にも目を向けられるなら毎回勝ちきれなくともしぶとく伸びてくる△メイショウテンゲンまでマークしてあげたい。

 

塀の外の競馬

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やくざだった父親が殺人をおかして刑務所にはいった。その子はいつも府中の長いコンクリートの塀を見上げて「この中に父ちゃんがいるのだ」と思っていたが、ある日、思い切ってそのコンクリートの塀をよじのぼって塀の中をのぞき込んだ。すると中は刑務所ではなく一面の芝で、馬が走っているのだった。

(『競馬場で逢おう』寺山修司

今日から始まった東京開催は当たり前のように無観客で、刑務所どころか競馬場の塀すら越えられない世の中になってしまっている。

今の状況で競馬が開催されているのは奇跡だと言えるし、そのことについて「不謹慎だ」という声がほとんど耳に入ってこないのも、初代ダビスタの頃から競馬を意識して生きてきた俺にとってはどこか人生を肯定してもらえたような、誇らしいことでもある。

しかし広い空間に、射幸心に満ちた有象無象の輩が集まる競馬場の特質を考えれば、今はこうして開催だけは維持されているけれども、元の姿に戻る日はあらゆるものの中で一番最後になるように思える。

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2月の根岸Sパドックで逆光の立ち姿が美しかったという理由で8歳馬スマートアヴァロンを買い目に入れて、当たり馬券を手に入れた。

そういう競馬が帰ってくる日まで、俺は塀の外で待っている。

【極悪馬場】皐月賞予想【2020】

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◎サトノフラッグ

○ヴェルトライゼンデ

▲コントレイル

△サリオス

△マイラプソディ

△キメラヴェリテ

 

◎サトノフラッグは重馬場の弥生賞を楽勝のゴール前、上がり最速ではあったがキレに頼った競馬ではなかった。

嵐の中で行われた土曜の競馬を見る限り、今回はさらに悪い馬場での競馬になること必至だが、この馬は馬格があるタイプのディープインパクト産駒。

ルメールの騎乗ならある程度前の位置も取れるだろう。

毎週書いている気がするが、競馬が開催されるのが奇跡と言える状況で、今年は各陣営ともダービーよりも目の前の皐月賞に全力投球の精神で臨んできているのではないか。

1週前の調教でもかなり動かしてきていたサトノフラッグ、ここに勝負を賭けて堅軸と見る。

 

○ヴェルトライゼンデは元々野暮ったい競馬をする感があるが、馬格があって好位を取れるのは魅力の中山ならドリームジャーニー産駒。▲コントレイルについては馬体が増えておらず成長力に疑問が残って三番手の評価。△サリオスはマイルで強かった分余計に2000mではどうなのか、△マイラプソディは能力は認めるので中山への対応力次第、最後の△キメラヴェリテは逃げ粘って夢を見たい。

【開催感謝】桜花賞予想【2020】

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◎デアリングタクト

○レシステンシア

▲サンクテュエール

△マルターズディオウ

△クラヴァシュドール

△マジックキャッスル

 

◎デアリングタクト。

今年は開催されることが奇跡ともいえる桜花賞、だからこそ大器の姿を見たい。

2戦2勝で京都でしか競馬をしていないキャリアをここでは未知の魅力と解釈する。

前走エルフィンSの末脚はズバ抜けていた。

ポテンシャルは確実にあるがそれを明日発揮できるのかどうか、俺は発揮できるほうに賭ける。

エピファネイアもまた相当に力はあったが、競馬という枠組みとルールの中では持て余している感が最後まで抜けなかった馬。

前向きに走ってくれれば無敗の桜花賞馬の誕生、さらにオークスまでも楽しめる血統だ。

とにかくオークス、ダービーまで開催が続いて欲しい。

2020年のクラシック第一弾、桜花賞はデアリングタクトから。

 

○レシステンシアは距離延長は駄目で桜花賞に全力投球の期待、▲サンクテュエールは力の入った◎○を鞍上ルメールがひょいと交わしにいくイメージ、△マルターズディオウと△クラヴァシュドールはここと相性のいいチューリップ賞の1、2着馬、最後の△マジックキャッスルは追い込めるところまで追い込む。

【馬力違う】大阪杯予想【2020】

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◎ブラストワンピース

○ラッキーライラック

ワグネリアン

△クロノジェネシス

△ダノンキングリー

△ロードマイウェイ

 

◎ブラストワンピース。

土曜の阪神コースは未勝利戦でもまずまずの時計が出ていた。

ならばキレのある馬、ダノンキングリーかラッキーライラックかクロノジェネシスかはたまたレッドジェニアルまで検討する必要があるか……などと考えているうちに馬鹿馬鹿しくなった。

馬格で、馬力で、全てを圧倒できるブラストワンピースがいるではないか。

この馬は増え続ける馬体重への注目、敵よりも内なる敵と戦い続けていた感が強かった。

しかしそれも前走AJCCを546キロで制したことで、陣営はもう吹っ切れたという話がある。

今回の追い切り後はさらに増えて550キロを超えていたとのことで相変わらずだが、大阪杯は重量級の馬が好結果を出しているレースでもある。

過去にはキタサンブラックヤマカツエース、スワーヴリチャード、アルアインなど、500キロを超える馬たちが馬券圏内に入っていて、動けるデブなら問題なし。

どうせならパワーにものを言わせて、控えるよりも早めのまくりで押し切りたい。

 

○ラッキーライラック牝馬ながら500キロを超える立派な馬体で、前走よりも調整過程がいい。

ワグネリアンは昨年の3着馬だが、今年の陣営は自信のコメントで調教も動いている。

△クロノジェネシスは力をつけているが外枠にバゴ産駒でちょっとだけ足りない感、△ダノンキングリーは今さらながら遠征競馬と前走中山記念の強い勝ち方が逆に距離延長への不安をもたらした印象、最後の△ロードマイウェイは武豊が先行させたら面白い。