北口にはサウナ錦糸町。
決めつけはよくないが南口は「陽」、北口には「陰」の雰囲気がある。
陰にはやはりそれなりの業を背負った者が集まるのか、サウナ錦糸町では彫り物入りのお客さんがかなり目立つ。
入浴だけならサウナ錦糸町、カプセルに泊まるとカプセルイン錦糸町。
今日は2時間1100円でサウナ錦糸町に入館。
入口は明るい。
中も明るい。
サウナ玉泉ほど覚悟がいるサウナではないから安心して。
休憩室にあるカウンター。
こじんまりとした造りだが、明るいことは明るいので本当に安心してほしい。
何とかのスムージーなんてのもオーダーできるらしいのだが、張り付きの店員さんはいないようだった。
追加料金なしで使えるジム、ウェアを借りる時だけ300円。
ここは月極使い放題の料金設定もあって、ジムをメインにした使い方もありなのだろう。
しかし今日は人の気配がなく、器具の使い方もいまいち分からないので眺めるだけで。
(写真:カプセルイン錦糸町HPより)
こんなに綺麗なサウナ室ではない(ごめんなさい)。
実物はオレンジのサウナマットが敷かれていて、テレビがあって、個人から寄贈された真っ直ぐにする気のない12分計が斜めに下がっていて、カラカラ120℃の熱さがある。
鼻の粘膜がヒリヒリするこの熱さは本当にハードで、そう簡単に2セット3セットと積み重ねていけるほど甘くない。
合間にはかなり本気の休憩が必要になる。
(写真:カプセルイン錦糸町HPより)
これもまた、こんなに綺麗では……(ごめんなさい)。
ここの水風呂は天然地下水100%掛け流し状態とのことで、HPには「店公認汗流しカットOK」の記載がある。
そして「究極の水風呂体験」とも。
他の施設ではご法度の、クソ熱いサウナからダイレクトに水風呂へ飛び込むことが許されているのだ。
この写真に写っているでかい浴槽がその水風呂で、この店の一番の売りになっている。
温かい浴槽は奥の密室にラドンの黒い湯があって、そちらもでかい。
全身に墨が入った紳士がサウナ室に入ろうとすると、細身で背中にだけ墨のある若者が先回りして扉を開ける。
この美しきジャパニーズカルチャー。
オリンピックの期間には外国人もたくさん泊まるんだろうが、まあどうにかなるだろう。
ここは錦糸町、昭和の頃からなにかと国際色の豊かな街だったことには間違いないのだから。
2時間の3セットで充分。
錦糸町はまだ、表面的には浄化作戦が始まっている気配はない。
【カプセルイン錦糸町】