おとぼけ課長の最終回

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植田まさしと聞けば『かりあげクン』か、『コボちゃん』か、はたまた『フリテンくん』か、それとも高知競馬の騎手か…

 

というところで、実はバリバリ連載中だった『おとぼけ課長』がまんがタイム6月号で最終回を迎えていた。

連載期間はなんとまあ36年間!

最後に『おとぼけ部長』になるのだろうか、と思いながらページをめくっていったのだが、これ以上ないくらい淡々と平常モードで終わってしまい笑った。

おとぼけ課長、最後の言葉は「モシモシ ここは禁煙ですよ」だった。

モシモシ、がカタカナなのがどことなく植田まさしの作品らしい。

ピエー、ンモー、バーロー、変なヤロ。

 

そんでもって次号から植田まさしの新連載がスタート。

予告曰く「7年後、娘・こずえは高校生、息子・ひろしは中学生。その時、おとぼけさんは…!?」とのこと。

あれ、一区切りどころか次号から続編なの?

やっぱり『おとぼけ部長』?

それとも『おとぼけ社長』?

みんなどこ行った?

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2002年3月、卒業。

2017年5月現在、37歳。

 

仕事をしていて、本当に同世代の人間と接点がない。

それは取引先においてもそうだし、自社内においてもそうだ。

せこい割に社員数はそこそこいるはずなのだが、同世代はほとんどいない。

俺も30歳過ぎて転職で入った職場なので、実際には年齢通りに「この世代」として区分けされる立場ではない。 

 

センター試験を受けた時には過去最大の受験者数とか言われてたのに。

あの頃、確かに俺たちの世代はたくさんいたはずなのに。

俺たちの世代、みんなどこ行った?

 

どこか、俺からは見えない世界でみんな楽しく生きているのだろうか。

そこから俺だけ仲間外れ、というだけの話なのだろうか。

それとも就職氷河期に凍らされたまま、解凍を待っている状態なのだろうか。

だったら今からでも、俺も一緒に冷凍して欲しい。

そんでもっていつか一緒に解凍して欲しい。

失われた20年?

もういい加減ふざけるな。 

放ったらかしの広いグラウンドで

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放ったらかしの広いグラウンドで、息子とふたり、暗くなるまでサッカーを。

サッカーゴールも放ったらかしのまま置いてあったから、いつの間にか年齢差33歳のPK戦

4歳児でも、ボールの扱いに慣れれば37歳中年(シジマールより全然若いぞ!)の逆を突くようなシュートを決めてくる。

はしゃいでかなり疲れたらしく、7時過ぎにはもう眠ってしまった。

 

東京に帰ったら、そんなに好き勝手にボール遊びできる公園はないんだよ。

 

息子はしばらく、妻の実家で過ごしていた。

弟が産まれたから、里帰り出産の妻とともに信州で過ごしていた。

おじいちゃん、おばあちゃんにもたくさん構ってもらい、いつも笑顔。

同年代の友達もできたらしい。

 

東京に帰ったら、パパはお仕事、ママは弟の面倒を見なければ。

 

息子にとって、おそらく妻の実家がある信州で過ごした日々は宝物になる。

東京でもパパとママ、君が楽しく過ごせるように頑張らないといけないんだけど、もちろん頑張るつもりなんだけど、どこまで頑張ることができるか。

 

パパは君が産まれてきてくれた時、勝手に人生を折り返したような感覚になってしまって、これからは家族のために、何より君のために生きようと思った。

それなのに、君のためになるようなことをどれだけできているのか。

 

虫明亜呂無だったか、

「人生の苦しみとは、生活の苦しみ」

という言葉を思い出す。

暗いパパで、ごめんね。 

『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇』(中村計)

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「香田の機嫌の良し悪しはわかりやすかった。機嫌が悪いと、目が細くなり、耳まで赤らむ。選手とあいさつを交わすときのナンバーワンのポーズの位置も低く、どこかおざなりになる」

「(香田)監督は、高いから買えない、じゃなくてまず買っちゃうんですよ。ある意味、芸術家ですよ。理論理屈よりも、思いが優先しちゃう」

「それにしても高校野球の監督としては型破りだし、大胆である」

「打線のほうは神戸国際大附の変則左腕大西正樹(元ソフトバンク)にわずか1安打と屈服した。だが、香田はあっけらかんとしていた」

「あんな指導者(香田監督)、初めて見ましたね。怒りと悔しさが、本当ににじみ出てて。帰るぞ、おら!って、汗すら拭かずにバーッとバスに乗って帰っていった感じですから」

 

香田誉士史とは、実に気持ちの上下動が激しい人だ。

それは演じているわけではないらしい。

途中、ビッフェで山ほどのミートボールを盛っていた描写がある。

察するに、明らかに過食状態だったという。

高校野球の名将、例えば智弁和歌山の高嶋監督や明徳義塾の馬渕監督、現場を退いているが常総学院の木内監督や横浜の渡辺監督など。

この辺りも情熱があり、口うるさいイメージはあるが、どこか演じている雰囲気はある。

少なくともマスコミ対応は、それはそれとクールに割り切って喋れる人たち。

しかし香田監督はそうではなかった。

ここでは香田が取材対象だから、極端に大胆で極端に繊細な性格が愛をもって描かれているが、傍観者からすれば異様なシーンも多かったろう。

北海道からの甲子園制覇、それも連覇。

「アイスホッケーで言えば、沖縄代表が全国優勝したようなもんでしょ」

との例えが出てくる場面があるが、それだけのことを成し遂げたにもかかわらず、あっという間に駒大苫小牧を去り、鶴見大のコーチになり、今は社会人チームの西部ガスでコーチ。

高校野球の現場に戻らないのは本来不自然なのだが、当然そこには察するべきものがある。

香田誉士史、本人は相当に苦しみながら生きているように感じた。

相手チームや選手たちと戦う以前に、儘ならぬ自分との戦い。

 

高校野球駒大苫小牧の監督として2004年と2005年の夏の甲子園を連覇、2006年も決勝まで進出している。

2006年の決勝戦でエース田中将大駒大苫小牧を破ったのが、エース斎藤佑樹早稲田実

この本の中で、斎藤はタフで、クールで、キレのある球を投げる都会的な洗練された投手として描かれている。

この頃の斎藤は本当に凄かったんだよ。

どうしてこうなった?

大井競馬場で逢おう

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通算7000勝を目指す60歳的場文男とガンバルサムライ。

残念ながら2番人気7着でした。

的場文男、今日は勝ち星を上積み出来ず。

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あと7勝!

次回大井開催あたりでの達成になるだろうか。

少々遅れても東京ダービーで達成してくれる、というのもまた素晴らしいけれど、それではペースが遅過ぎか。

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GWの大井競馬場

5月2日、3日とナイターでの開催だが、これは船橋開催のおまけ。

夕方5時からの8レース制はいかにも変則で馬が揃っていない。

1レースから4レースまで、高知競馬の一発逆転ファイナルレースのような馬柱。

今日がデビューの3歳馬があっさりワンツーを決めたりして、読み難い展開。

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いや、まあそういうところから勝ち馬を見つけるのもまた競馬なんですけどね。

レベルの高い馬たちが集まったところで、馬券が当たるわけでもないし。

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立夏の候、か。

夜風を気持ちがいい、と感じられる時期がやってきた。

特段季節感のある生活をしているわけではないが、暖かくなっていくのは理由はないけれど嬉しい。

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田倉の予想も相変わらず元気だった。

「今日は8レースしかないから、様子見してたらすぐ終わっちゃうから、どんどんいくよ!」

今日も楽しませてもらいました。

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馬券のほうも珍しくお財布の中身を増やして帰宅する展開。

最終レース、6枠2頭で決まってくれたのが最高で思わず「楢崎!」と声が出てしまった。

楢崎も西も坂井もありがとう。

三連単11280円。

米買って帰ります。

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明日も来たくなってしまって、どうしよう。

来ればいいだけなんだけどさ。

そんじゃ、また。