サウナとサウナとサウナとサウナ 37歳サウナの日

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【ザ ベッド&スパ】(所沢)

午前8時入店。

満37歳はいくつもの温浴施設に無料入浴できてしまう今日、受付で「すいません、37歳なんですが…」と申し出て運転免許証を確認してもらうと、地獄ロウリュの閻魔西澤さんが笑顔で「お時間は何時間でも、楽しんでいかれてください」と言ってくれる。

不感温度バイブラで身体を温めてから、マイルドなケロサウナ。

一日を優しい気持ちでスタートできる、だからここをサウナ巡りのスタートに選んだのだ。

ツイッターの中の人も相変わらず楽しい人で、俺もあんな風に仕事ができる大人になりたい。

もう37歳なんだけどさ。

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【ロスコ】(駒込

駒込駅南口の「麺屋ごとう」でチャーシューメンを食べてから、午前11時半入店。

ここは前職を辞める前、ふて腐れながらサボリと有休消化を兼ねて朝から過ごしていた思い出があるサウナ。

サウナ室の上向きシートで横になっていると、焼かれる魚の気持ちが分かる。

いちいち浴槽がバイブラ仕様(水風呂も何だかブクブクしてる)なのが、ほぐされたいおっさん向きで好ましい。

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【サウナセンター大泉】(鶯谷

山手線で移動して午後1時半入店。

サウナの日といえども平日昼間、さすがにお客は少なく元々熱々のサウナ室内でさらにセルフロウリュがし放題で、14度の水風呂も独り占め。

「食堂」と呼ぶに相応しい貫禄のある食堂で、生ビールとまぐろぶつの小休止。

ここの食堂はいつまでも今のままで残り続けて欲しい。

世界遺産ならぬサ界遺産に指定される価値がある。

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【アダムアンドイブ】(西麻布)

日比谷線広尾駅下車。

3番出口を広尾学園方向に進んで2つ目のセブンイレブンの手前で右折、細い道に心細くなって「道を間違えたのでは」と思い出した頃に到着した。

初来訪である意味今日のメインレース、有名人に会えるサウナ。

入ってみると彫り物入りの方ばかり。

そして2625円の豚キムチ炒め定食(食べてる人がいた!)。

異世界に飛び込んでしまった感があったが、とにかく静かで(そりゃ騒ぐ気にならんよね)ヨモギのスチームサウナの香りがほんのり浴室全体に漂っていて、嫌いではない。

てか、また来たい。

途中細身の綺麗な女性が裏口?から出て行くのを目撃した。

店員に日本語のイントネーションで喋る人がいない。

サウナ室で森友学園について語り合うおそらく同門の彫り物4人衆。

ここには解き明かさなければならない謎が残されている。

救えなかった高崎競馬場

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住宅の案内図に残る高崎競馬場

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高崎競馬場が競馬場として存在していたのは2004年末まで。

最後の開催日は雪のために途中で打ち切られ、メインの高崎大賞典は発走できなかった。

最後のレースのパドック、降り続く雪の中で騎手たちは観客に「これが最後のレースです」と呼びかけたのだという。

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錆びた扉の向こうに、高崎競馬場の跡。

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時々蒸気機関車の汽笛が聞こえてくる。

横川行きの観光列車だ。

ここは多くの地方競馬場と違って、ターミナルの高崎駅からほど近い。

便利な立地、にも関わらず生き続けることはできなかった。

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立地なんて、もう関係ない時代か。

高知競馬、門別競馬、弥富に移転する名古屋競馬。

ネットで馬券売ってなんぼの時代。

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高崎競馬に携わっていた人たちは、当然高崎競馬に廃止になって欲しくはなかっただろう。

今は幸せに生きているとしても、その時はだ。

彼らは今の朽ちていく高崎競馬場を見て、何を思うだろう。

最後の高崎競馬騎手リーディングは丸山侯彦(丸山元気の父)、次点は水野貴史(浦和競馬の調教師)、以下金井正幸、茂呂菊次郎と続く。

茂呂というのは珍しいようで群馬にはそれなりにいる名字。

群馬で育った俺と同じクラスにも茂呂君がいた。

茂呂君がどうしているかは知らないが、茂呂菊次郎は亡くなってしまったらしい。

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もう競馬が開催されることはない。

だから開催執務委員長とやらの言うことは聞かないよ。

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こうしてかつての競馬場を歩いていると、悔しさと腹立たしさの中間のような感情になってしまってだね。

何がNARだ、何がJRAだ、何が高崎市だ、何が交流レースだ、何が競馬ファンだと。

俺たちは目の前の競馬場ひとつ、救えなかったじゃないか。

守れなかったじゃないか。

残せなかったじゃないか。

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弥生時代の石器が出たとかで、高崎競馬場跡地では遺跡の発掘が行われている。

このままならば高崎競馬場の遺跡として後世に残ってしまいそうだが、発掘が一段落したところでここにはコンベンション施設とやらが建つらしい。

丸窓電車に会いに行く 復活の上田電鉄別所線

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北陸新幹線が通る、ただし「かがやき」は停まらない上田駅

その上田駅から名湯別所温泉を結んでいる上田電鉄別所線

全線、全駅が長野県上田市内。

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真田丸』なる大河ドラマが、この別所線に何をもたらしてくれたのかは分からない。

少なくとも「真田幸村が好きだから別所線に乗る」という短絡的な動機は発生しないだろう。

それでもなんだか別所線、景気が良さそうに見える。

かつて廃止廃止と言われていた頃の燻んだイメージはもうない。

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車両に凝ってみたり。

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駅名板にも凝ってみたりとか。

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いや、まあね。

それでも楽観できない状況ではあるのだろうけど。

全長10キロちょいの地方私鉄、工夫しようが何しようが限界はあるだろうしさ。

でも今も元東急の車両達が走り続けてる。

続くことが何より大事。

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たくさんの地方私鉄が廃止されていった。

上田交通時代の他線も同じ。

それでもしぶとく生き残ってきた鉄道たちが、今になって観光資源として大事にされだしたりしてる。

地方が沈めば一緒に沈んでしまう運命なのかもしれないが、苦しみながらも生き抜いてきた鉄道が脚光を浴びることは単純に嬉しい。

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そんでもって終点の別所温泉駅に到着。

まだ冬の空気の今日は鄙びた雰囲気だが、桜が満開になる頃のこの駅は素晴らしい。 

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今日 会いにきた丸窓電車、モハ5252。

1986年に引退。

まだ横軽があった頃、初めて上田にやってきた俺は丸窓電車の姿を探したが、すでにその時でさえ10年前には引退していると駅員さんに教えてもらった思い出。

まだまだ、ネットで調べものがスタンダードでなかった時代なので、ね。

この車両は元東急ではなく、上田電鉄の前身が自社で発注したもの。

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半自動ドアー」の文字がいい。

ドアー。

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屋外屋根なしでの保存だが、今も丁寧に手入れされているのだろう。

塗装も綺麗でパンタグラフも立派、下から見上げると現役車両の風格。

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「あいそめの湯」で岩盤浴と露天風呂を楽しんで、「相染食堂」でクラシカルなチャーシュー麺。

そして東京へ、そんじゃまた。

 

エンプレス杯予想

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リンダリンダ

牝馬中距離路線の安定株。にも関わらずまだまだ爆発力が隠されている気がしてしまうのはその馬名ゆえか。しかし前走TCK女王盃では、今日も人気のワンミリオンスより前に行く競馬でコンマ1秒差の2着。ならば直線短い川崎で押し切る、というのは単純だが根拠を持っての本命印。

 

○ワンミリオンス

要するにこの馬がリンダリンダを捕らえるか、それともリンダリンダが押し切るかのレースになるのでは。ある意味今が旬のゴールドアリュール産駒、南関の戸崎。買わないわけにはいかん。

 

ヴィータアレグリア

去年の2着馬。鞍上が戸崎戸崎戸崎と来て前走は北村宏、今日の戸崎はワンミリオンスで北村はブランシェクールに騎乗。意地悪く見れば「乗り捨てられた」だが、南関の交流重賞で勝ちたければ南関の騎手をという陣営の合理的思考の表れと好意に捉えて3番手評価。森泰斗、意地見せろ!

 

△ポッドガゼール

TCK女王盃5着のタマノブリュネットを拾う前に、同レース4着のこちらの名前を挙げるのは必然。寿希也ちゃん期待してる。

 

タマノブリュネット

タイニーダンサーよりは買いかなあ…という消極的5番手評価。ホワイトフーガがいないし、やはり地方勢にチャンスありのレースと見る。高知のサンタレジーナにも情は入るが、さすがに金出して馬券にする気にはならん。ごめんなさい。

子どもが生まれる前の日の話

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風邪気味だな、と思いながら「気味」のうちにやることをやっておこうと思い、髪を切りに行く。

昔ながらの床屋、に見せかけて今風のディスカウントバージョンの店。

「今日は子守じゃないの?」

「いや、今ひとりなんですよ」

「あれ、奥さんと子どもさんは?」

「里帰り出産で、実家に」

「あー、そりゃあおめでとう。上の子は女の子だったっけ?」

「男です。次の子も男です」

「うちと同じだよ!男の子ふたりは元気があって明るくていいよ。女の子はどうしたって父親を嫌う時期もあるしさ。よかったね」

「ありがとうございます」

「それでも俺は女の子欲しかったけどね。今からじゃ遅いしさ。ハッハッハ」

 

Jリーグ開幕戦、J1でただ一戦日曜の開催だった試合、我らがヴァンフォーレ甲府ガンバ大阪相手に引き分け。

まずガンバ相手に先制するという発想がなかったから、前半終わって1対0にびっくり。

追いつかれたけれど、この開幕戦で勝ち点取れるとも思っていなかったからまあ良しか。

ただあそこまでいったなら勝って欲しかった…と内容を知ってから力が抜ける。

それにしても、応援してる割にヴァンフォーレのことを全然信じていないな俺は。

 

馬券を仕込んでおいた中山記念阪急杯はどちらも大波乱。

それ以上触れる気にならん。

今年のデムーロ凄え、とだけ。

 

夜はマルシンスパでロウリュを受ける。

体調が悪くなる時は背中に冷えを感じる、というのがおじさんになってからの自分再発見。

ここは屈んで、背中から熱風を受ける形で。

あらかじめ水分を多く摂っておいたから、サウナ室で素晴らしく発汗。

水風呂はさっと水通しするイメージで軽めに。

帰りには笹塚の風を暖かく感じられて、来た甲斐はあった。