石焼きイモのサウナストーブ

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昨日は雨が降ってきそうで降ってこない金沢を歩いていた。

面倒くさそうに傘を持って歩いている人たちを見ながら、異界の人である俺は、これが生活感だよなとのんびり思っていた。

 

府中に戻って、今朝はいつものように家を出て、傘をさして駅に向かった。

昼休みは傘を持たずに外に出てしまい、ぱらぱらと降られた。

観光客などそうそう来ない場所で働いているけど、ああ俺は生活感を出す側に戻ったのだと思った。

仕事終わりに雨は上がっていて、俺は傘のことを思い出してやれなくて、また置き傘を増やしてしまった。

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昨日、その金沢で入ったサウナが「ヘルシーバス268」だった。

268は風呂屋と読むのか、それとも風呂場なのか。

サウナ室には「塩・おことわり 飲・食・おことわり お断り!」(原文まま)と書かれた貼り紙があって、もうお客と関わるのが面倒になっている店かと思ったが、受付のご婦人は朗らかだった。

石焼きイモを焼くために生まれてきたような、小ぶりな長方形に中肉中背のストーンを乗せたサウナストーブを眺めながら汗をかいて、俺はまだまだ知らん場所がたくさんあるものだなと思いながら歳をとって、朽ちていくのだろうと思った。

金沢競馬場で逢おう 宇出津曳山祭特別

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いい寿司屋があると聞いたのです。

そこに行こうと思ったら、なんと金沢駅西口から無料送迎バスが出ているというのです。
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玉寿司の宇ノ気支店。

店内では競馬中継が流れていました。

誰かがぼそっと「吉原も大井で乗りたいだろうに」と言ったのを聞き逃しませんでした。

まあそうでしょうね、収入段違いですしお寿司。

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馬の背中の向こうに青白2色の山が見えて、北陸の風景はいつだって冷やっこいのですが、今日の金沢は実に過ごしやすかったのです。

私はパーカーの袖を軽くまくって馬券を買っていました。

灰色馬券オヤジに混じって、たまにハッとする薄着の美人がいるのも競馬場の特徴ですね。

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ああ、握りのセットと生ビールを頼んでも2000円を超えないさっきの寿司屋で「大井で乗りたいだろうに」と噂されていた吉原さんは、こちらを向いてはくれませんでした。

上手いジョッキーには間違いないと思うんですが……。

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金沢競馬場は、3コーナーのはるか向こうに、北陸新幹線の高架が見えるのです。

私が前にここにやって来た7年前はまだ工事中でした。

当時の北陸本線にはたくさんの特急列車が走っていました。

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肝心の馬券ですが、2レースで三連単を取ってしまって、今回の旅費が出てしまい困惑しました。

たった一度だけ訪れた今はなき福山競馬場で、万馬券を的中して妻とともに広島観光を目一杯に楽しんでしまった記憶があります。

今回は一人なので自由に……いや、帰らなければならないのはわかっているんですが。

ちょうどいい感じに雨も降ってきてしまいましたし。

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金沢競馬場にはまた来るべしですね。

今日は八百長の話も、笠松競馬の話もしません。

もちろん中央競馬の持続化給付金不適切受給の話もしません。

2レースを1着同着にしてくれた裁決委員さん、4レースで3着に頑張ってくれたルーアリンドさんには頭が上がりません。

それでは、また。

水風呂から出たくなくなるスパアルプス

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トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」停留所。

せっかくだから覚えて帰ってね。

これ、日本一長い駅名です。
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富山駅の改札を出ると、すぐそこに路面電車の1番線から8番線まで。

ここまで見事に直結するのか。

これ以上をやろうとすれば、島式ホームの右と左で新幹線と路面電車をやるしかない。

西武線の黄色い電車と中央線のオレンジ電車がホームを分け合っていた、地上時代の武蔵境駅は見ていて微笑ましかったよ。
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とにかく富山は広々としていて、背景にはいつも青と白の山があった。
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入ったらオーナーが眠っていた喫茶店ブルートレイン」は、路面電車の安野屋停留所からすぐそこ。
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今日は出張といっていいのかどうかもわからない出張だった。

なにがあったかといえば怒られたくらいで。

耳のある者は聞け、口のある者は喋れ、金のある者は俺によこせ。

そんな毎日に疲れて俺はもう肩が上がらなくなってきた。
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富山大学は「とみだい」、金沢大学は「きんだい」と呼ばれているのだという。

北陸には俺の知らないことがたくさんある。
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富山地方鉄道は、20年前でもしんどいなと思っていた。

車両の老朽化、高すぎる運賃、板張りの稲荷町駅のホーム。

それがさ、20年経っても相変わらずそのままで残っているのだから、これはもう立派なものだ。

そう思っていたら、車両基地にまだ「西武鉄道」の文字が入ったニューレッドアロー号が止まっていた。
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この風景を見られたのはよかったな。

富山に来てよかったな。

怒られたのはもう忘れた。

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大泉駅から徒歩10分でスパアルプス。

水風呂から出たくなくなるスパアルプス。

メシが美味すぎるスパアルプス。
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足を伸ばして食べる食堂ではここを上回るところを知らない。

素材が違うもんね、そもそも。
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今日帰るはずだったけど、電話越しで妻に土下座して後泊することに。

土下座というのは切り札ですよ、本当に。

自分のことで頭を下げるのはもう嫌だが(頭を下げるくらいならすべて諦める)、妻が相手の時だけは別。
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結局金沢に泊まることに。

「特急能登かがり火」なる恐ろしげで魅力的な表示を見ても踏みとどまったのだから、今日の俺は立派だった。

子どもに関する政策はいつだって当てにならない

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福祉をほしがるくせに、少子化について何も思わないのはどうかと思うわけです。

今年も総選挙があるけれど、子どもに関する政策はいつだって当てにならない。

所詮イロモノというか、正道ではない政治家志望がやたらと語りたがって、実現しないイメージ。

目を引くために変わった話ができればいいだけなのだろう。

年金支給額が数百円でも下がれば深刻ぶってニュースに取り上げられるが、子ども関連の政策は月の身入りが万単位で変わる内容でも、いつの間にかなかったことにされたりする。

育児をコスパで捉える感覚にはうんざりさせられるけど、そこんとこも理解していかないともう駄目なんだろうな。
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とっくにイルミネーションは終わり、観音院の桜は散り、明日からの「まん防」を控えて寂しい武蔵境駅前を歩いて、今日のサウナは境南浴場。

入口で「さっきまで混んでたけど、今ならいいかも」と声をかけてもらった21時過ぎ。

まず店の人は偉い。

しかし客だって偉い。

どちらが欠けても続いていかないのだから、持ちつ持たれつ偉ぶらずにやっていければいい。

ここの銭湯には、そういうバランスが取れた雰囲気があると、勝手に思っている。

【速さ比べ】桜花賞予想【2021】

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◎サトノレイナス

○アールドヴィーヴル

▲ソダシ

△エリザベスタワー

△ソングライン

△ククナ

 

◎サトノレイナスが上がり最速で差し切る。惜敗した阪神JFは、何度も切り返してなかなか真っ直ぐ走れない苦しいレースだったが、結果は勝ち馬ソダシと同タイムの2着。あの時点でも地力はこちらが上、ところが人気はソダシの次点となれば狙い目はこちら。時計の速い今の馬場を味方にできるタイプと見る。

 

○アールドヴィーヴルは2戦のキャリアしかないが、新馬戦とクイーンCをどちらも上がり最速。差し馬有利の桜花賞で前売り8番人気も魅力。開き直らなくとも後方からいくしかない脚質がここでは有利に働くはず。

 

▲ソダシは本来2200mあたりが適性距離なのでは。阪神JFでは早め先頭で押し切るスタミナを活かした乗り方をしたが、クロフネ産駒の詰めの甘さで、早めに抜け出してもここでは1頭、もしくは2頭に差されてしまうイメージが。

 

△エリザベスタワーは出遅れて決め手に賭ける展開になれば逆におもしろい、△ソングラインは大阪杯のモズベッロでさすがと思わせた鞍上池添を忘れてはいけない、△ククナについては2着→4着→3着ときてここでも相手なりの感を出せれば。

 

土曜から日曜日にかけての一人ものの男の五つの快楽は、まず午後のサウナから始まる。サウナでひと汗かいて、それから競馬新聞を買って広げるのである。あとは深夜映画をみて酒場をのぞく。酒場でいい女にでも話しかけられれば万全だが、それがなくとも四つまでで、なんとかいい気分になれるものだ。

寺山修司『住所馬券必勝法』より)