馬堀海岸と横須賀温泉 湯楽の里

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名前に「海岸」が付くのはいい駅なんだ。

松島海岸、種差海岸、城ヶ崎海岸…その他いろいろ。

今日は京急に乗ってやってきたから、そこに大森海岸を含めても許してあげる。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192523j:image

この日は半袖で十分だった。

でも人々はもう、半袖に戻ろうとはしなかった。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192517j:image

公園がセミの声で溢れて、アスファルトは夜になっても熱かった、あの季節が懐かしくならない?f:id:tsumetaimizuburo:20231021192448j:image

馬堀海岸駅のすぐ近くにあった、くっきりはっきりとした看板の松の湯。

今は銭湯でもサウナさえあればすぐ情報を見つかられるのだけれど、ここはどうなんだろう?

帰りの夕方にも眺めにいってみたけれど、明かりは灯っていなかった。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192458j:image

この日は起きた瞬間にものすごく気分が悪かった。

あまりに気分が悪すぎて笑ってしまった。

世の中の笑っている人の中には、そういう人もいるということ。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192511j:image

あなたの目に映っているのは事実ですよ。

真実かどうかはわかりません。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192502j:image

人口減少都市、横須賀。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192514j:image

人がいなくなって、街だけが残ったら。

やっといい加減な資本主義から解放されて、街はイキイキするかもしれない。

そこに人はいなくても。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192505j:image

だんだんと雲が厚くなり、パラパラと雨が落ちてくる。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192520j:image

呼ばれてもないのに横須賀まで来たのは俺だから。

俺が勝手に連れてきた雨に、勝手に降られただけ。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192455j:image

文句を言ってもいいのは、自分が生まれ育った土地のことだけだよ。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192508j:image

神奈川で働いていると横浜の広さにうんざりして「分割したほうがいいんじゃ?」と思うことが多い。

しかし来てみれば横須賀も広い、長い。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192452j:image

人からくだらないと言われるものほど大事にしてきた。

そうしたら自分がくだらない人間として扱われるようになった。

でも後悔はしていない。

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横須賀温泉 湯楽の里

看板に偽りはなくて、露天風呂からは本当に海が見える。

そしてどうしてかこの日は、ベイブリッジよりスカイツリーが近くに見えた。f:id:tsumetaimizuburo:20231021192627j:image

【横須賀温泉 湯楽の里

https://www.yurakirari.com/yura/yokosuka/

 

以上

マグカップと茶こし

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マグカップと茶こしのセットをもらった。すぐに使いたくなってしまって、昼休みに緑茶の葉を買ってきて飲んでいると「あいつのくせに珍しいことをしている」と人が寄ってきて、お菓子やチョコレートをもらった。案外とこのスタイルが気に入って、仕事を予定より1時間早退して、その1時間を買い物にあてて、今度は自分でマグカップと茶こしのセットを買って、大学の研究室へ持っていった。ここではほうじ茶にした。いつも俺とカフェインとの関係性は、目の前の眠気をやり過ごした気分になるための手段に過ぎないのだけれど、このほうがジャンクな自販機の100円缶コーヒーを飲み干すよりもずっといい。そしてこれだけのことなのに、書き出してみるといつもよりよっぽど日記らしい。

 

以上

秋晴れの日は東久留米の第二喜多の湯へ

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「たけのこをぬかないようにしましょう 東久留米市役所」

いやー、こんなに蚊が乱れ飛んでる場所で、たけのこ取りはしんどいでしょう。

松茸だったら無理しちゃうかもしれないけど。

今年の夏には「あんまり暑いと蚊も出てこない」という話があったけど、蚊にとっても過ごしやすい季節がやってきたのだろう。

秋の竹林公園は蚊の天下。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073852j:image

上福岡は埼玉にある、北広島は北海道にある、東長崎は東京にある、東久留米も東京にある。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073905j:image

毎日毎日、生きていくために嫌なことばかりをやっていると、なにが好きだったのかわからなくなるよ。
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負けるのには慣れているけど、そりゃいつだって勝ちたいよ。

なんでもかんでも、勝ちたいと思ってやってはいるんだよ。
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「自分の子どもにはこうなってほしくない」だけじゃない、他の誰にもこうなってほしくない。

氷河期世代の失敗作(実話)です。

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東久留米駅前にある高庄亭の半チャーハンラーメンセットは、特にお椀にみっちりつまったチャーハンから「俺は『半』でなんか終わりたくない」との思いが伝わってきた。

もとよりラーメンはたっぷりの量で、シュウマイも2個付いてきたもんだから、おかげで夜になっても腹が減らなくて、それでも夜中に何か食べたくなったら面倒なので、帰ってから納豆パスタを0.75人分作った。

そしたら子どもたちが「それ僕も食べたい」と言ってきた。

これまでは俺の作った納豆パスタは食べてくれなかった。

ご飯にのせる以外、納豆は食べない子どもたちだと思っていた。

ひきわり納豆のパスタなら、つるっと食べられるので好きなんだって。
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いろんな場所に行ったつもりになっているだけで、まだ見ていない景色はたくさんある。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073848j:image

秋晴れでぽかぽかしていて、長く歩けば汗ばむくらいのいい日なんだ。

でも俺は知っている。

今の時期でも、丑三つ時に多磨霊園の脇を自転車ですっ飛ばして帰っている時は、震えるくらい寒いんだぜ。

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バスの運転士を馬鹿にした国で、誰もバスを運転しようなんて思うわけがない。

当たり前の話じゃないですか。

「俺は馬鹿になんかしていない」、そんなこと言ったって、民主主義と資本主義がほどよく耕一路のミックスソフトクリームになっているこの国では、一応は運転士を志願しないメンタリティのほうが尊重されるのですよ。

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「俺は影響なんか受けていない」という皆さん。

値段が上がって、その分だけ空気がたっぷり入ったポテチなんか食ってる時点で、あらゆる縮小均衡の影響を受けていることに気づきなさい。

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今川焼き&たこ焼き パイたい焼き 焼物工房 みやこ」

パイたい焼きとは?

「えー、開いてないよ」と嘆く親子連れの声。

今日がたまたまお休みなだけなら、まだいいのだけれど。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073924j:image

日本はどこまで大きくなるのかと思われていた時代。

東久留米市は1万人から10万人へ、20年間で人口が10倍になったのだという。

どこまでも人が増えれば、住む場所が足りなくなる、学校も足りなくなる、少し遅れてお墓も足りなくなる。

住民たちにとっては恐怖の時代だったのかもしれない。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073858j:image

人が休んでいる時に働いているくせに、人が働いている時に東久留米をぷらぷらと歩いていたら、罪悪感というには大げさだけど、なんだか腹の底に余計なものがうごめいている感覚があった。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073836j:image

しかし、喋らなくていい日は素晴らしい一日
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トロトロの感触で水量の豊かな水風呂と、それを十分に楽しめるだけの熱を与えてくれるサウナがある。

第二喜多の湯は相変わらず気持ちのいい銭湯だった。f:id:tsumetaimizuburo:20231017073840j:image

そして東久留米の釣り堀は健在だった。

前職で、確かここと関わりのある子と一緒に働いていた。

隙を突いて年上の俺をからかう感じで接してくる、よくいるタイプではあった。

結婚はしたって言ってたな。

営業終了間際の釣り堀に乗り込んで「あいつはどうしてますか?」なんて尋ねる勇気はなかったけれど、まあうまくやっているんだろう。

こういうのはもう、信じておけばいいよね。

 

以上

嫌な声なので単位を捨ててしまう

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研究会で発表をした。持ち時間は質疑を含めて45分。あっさり終わった。

(府中白糸台日記「ずっと待っているだけの一日だった」より)

7日に発表した時の動画を見た。見たくなかったけど見せられた。醜い、歳を取った、そんなのはどうでもいい。自分で認識しているから。問題は声だった。俺はこんなに嫌な声をしていたっけ。嫌な声を文字で表現するのは難しいけれど、自分だったら、とある授業を履修してみるつもりで教室に入ってはみたものの、この声を半期で15回も聞くのはしんどいのでさっさと単位を捨ててしまうレベルだと思った。人格うんぬんよりも生理的に、というやつだ。息子たちも声変わりして俺の声になってしまうのなら申し訳ない。俺はひとりの時間を得られると、生意気にも「誰とも口をききたくない」なんて思っていた。違うんだよ、俺がしゃべらないほうが世の中のためで、俺は声なんか出していい人間ではないのだ。いつだったか、韓国で韓国人から「あなたの声と話し方は長嶋一茂にそっくり」と言われたことがあった。でも今の俺の声も話し方も資産も長嶋一茂とはかけ離れている。発表の感想がまとめてフィードバックされてきたけれど、目を通すと可もなく不可もなく「発表会の進行係」くらいの印象で終わったらしい。まあこういうのは具体的で痛い批判がなければ上出来なので、だから上出来だったことにしておこうかな。

 

以上

東京競馬場で逢おう 毎日王冠2023

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雨の暗い東京競馬場での毎日王冠

毎日王冠|1995年10月8日 | 競馬データベース - netkeiba.com

同じシチュエーションで思い出しちゃうのが1995年なんだから、俺もいったい何年生きているんだか。

あれは雨の馬場にサクラチトセオーやジェニュインがもがく中、大崎昭一に代えて安田富男を乗せたスガノオージが逃げて泳ぎ切ったレースだった。

2着のドージマムテキには、村本善之ではなくて善臣先生が乗っていたんだな。

この年の春のタヤスツヨシが勝ったダービーは覚えていない。

春の終わりか、夏のどこかか、秋の始めか。

そのどこかに俺が競馬を見出した境目があるのだと思う。

そして割合がっつりと覚えてるんだわ、あの頃の競馬は。

なんなら当時の馬柱が浮かんできたりするもん。

若き日の記憶力というか、まだまだ自分のスペックが高かった時代のことだから。

今のほうが覚えられないというか、忘れたいことばかり増えてしまったともいえる。

 

毎日王冠 理想と現実

ジャスティンカフェ 7着

〇ソングライン 2着

▲フェーングロッテン 12着

△パラジ 9着

△シュネルマイスター 3着

 

前の日までろくに寝てなくて、ようやく手に入れた時間を競馬場で過ごした。

誰がなんと言おうとも、自分にとっては正当で正統な過ごし方だった。

まったく予習もできなかったので、前の晩になんとか買えた東スポをそのまま持っていった。

おかげでおっぱいのページも眺めずに捨てた。

勝ったエルトンバローズはまったく買っていないし、前後のレースも当たらないし、それでも来られてよかったと思っているんだから、やっぱり「毎日王冠」は府中の秋の季語なんですな。

外ラチ一杯、なんとか季節に参加できた気がした。

 

以上