王子のペトリコール

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雨が降ってくる時の匂いを、ギリシャ語でペトリコールと呼ぶのだという。

もともとは「石のエッセンス」なる意味を持つ言葉らしく、ならばアスファルトに雨が当たりだした時の匂いもそこに含めていいのだろう。

皆さんは「雨の匂い」を感じたことはありませんか?この匂いは「ペトリコール」と呼ばれており、雨が降った時に地面から上がってくる匂いのことです。この時期、急な大雨には十分警戒が必要です。天気予報をよく確認し、「雨の匂い」を感じて、早めの対応を心掛けましょう。

(警視庁HPより)

なにか詩的な、もしくは文学に由来する言葉ではないかと期待して調べてみたら、警視庁のHPにも載っていたくらいで、防災関連の用語としてはとっくに知られていたりするのだろうか。

最近は雨が降ったり止んだりで、ペトリコールの匂いばかり。

日本は五季の国だから、まもなく春を終えて梅雨に入る。

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山手線と南北線を乗り継いで、今日のサウナは王子のかが浴場へ。

ここはかつての加賀浴場で、経営母体が変わってリニューアルオープンするのだ。

正式なオープンは明日5月16日。

今日は事前の抽選に当たったおかげでプレオープンで入ることができた。

毎時00分と30分のミュージックロウリュに4回参加、外気浴スペースを途中で発見、風呂上がりは和梨のソフトクリーム。

サウナハットをかけるフックが40ヶ所もあるのにはいまどきだなと思いながら尻込みしそうになったけれど、結局は満喫してしまった。

自分はどんどん歳をとって、サウナ利用者はぐんぐん若返って、だから最近は倍速で老いている気がしていた。

サウナからも脱衣所のロッカーからも新しい木の香りがする、生まれ変わった銭湯を素直に楽しめたのが自信になって、気分よく王子の街を後にした。

人生はまだ続く。

 

以上