11月26日はいい風呂の日だから、境南浴場へ行った。
背中と足元からジェットが出ているリラックスバスに、両手を突き出して水面に浮かせるゾンビスタイルで入っていると、いまさらながらサウナよりこちらのほうが温まる気がした。
たまに暗いサウナ室を覗いている人がいて、やっぱり人間はなかなか諦めがつかない生き物なんだなと思った。
脱衣所は壁がきれいになって、長く続いていた工事は終えたようだった。
なんの話も聞いていないけど、工事を終えてもサウナが再開されないということは、もうそういうことなんだろう。
ある日突然、店ごと消えてしまうより、段階を追ってくれたほうが気持ちは着地させやすい。
生まれくるものより滅びゆくものが圧倒的に多い時代を生きるには、メンタルヘルスのコントロールも大事。
まったく、面倒くさい時代を生かされているもんだ。
以上