初めて神戸サウナに泊まった日

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初めて神戸サウナに泊まったのは2004年9月27日のことだった。

 

具体的な日付が出てくるのは、検索すれば出てくるから。

これは神戸でオリックスブルーウェーブ近鉄バファローズの最後の試合が行われた日なのだ。

まだ妻ではなかった頃の妻から「行ってきたら」と背中を押してもらって、京王八王子の駅前から高速バスに乗ってやってきて、最後なのに満員にならない球場でオリックス近鉄の試合を観た。

愛する近鉄バファローズが消えてしまうことには、もう諦めがついていた。

オリックスブルーウェーブは確か5番を今はコーチをしている辻竜太郎が打っていて、「このチームと合併したところで強くなんかならんよ」と思った。

試合後の宿泊先に神戸サウナを選んだ理由については、WEBでたどり着いたのだろうがよく覚えていない。

あの当時、WEBからの予約システムなんてあったのだろうか。

25歳の俺は神戸サウナをよくわかっていなかったので、1泊4000円か5000円の料金にカプセルにしては高いなと思っていた。

三ノ宮駅から生田神社の方向に下って、緑地に白字の「KOBE SAUNA」の看板が見えてきた瞬間は、今でも覚えている。

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あれから18年経って、今度はオリックスバファローズ日本シリーズを観るために、神戸サウナへやってきた。

チームがなくなってしまうのと比べたら、日本シリーズの0勝2敗1分なんてなんともない。

なんならむしろ、勝ったようなもんでしょ。

 

以上