クマのぬいぐるみが「おかえり」と言ってくれたので抱きかかえてみたら砂になって崩れてしまった

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わけあって、このところ、どのくらいだろう、とにかく何日か。

妻と子がおらず、府中の家にひとりで暮らしていた。

その間には不思議なことがたくさん起こった。

朝起きて鏡で自分の顔を眺めていたら夜になっていたり、静かな中をよく寝たと気持ちよく目覚めたつもりがまだ日付すら跨いでいなかったり、まったく腹が減らなくなったり、もしかしてこのままでは死ぬかと思い水を1杯だけ飲んでみたら甘みを感じたり、クマのぬいぐるみが「おかえり」と言ってくれたので抱きかかえてみたら砂になって崩れてしまったり。
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抗原検査を受けるつもりでねぎ辛味噌ラーメンを食べた。

辛かった。

当たり前だが、しっかりと辛さを感じることで、自分の味覚が生きているのを確認できた。
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俺は新小岩にいたのだから、この日はレインボー新小岩を目指してやってきたのだろう。

いや、古代の湯に行ってもよかったし、商店街を抜けて仁岸湯、さらに船堀まで出てコア21に寄る手もあった。

この頃はもう離人の感覚で息をしている時間が長く、もう相当に危うかったんだけど、それでもこうして一日は終えられたらしいから、やっぱりレインボー新小岩が目的地だったんだと思う。

 

以上