あけぼの湯の、音量をどこまで上げてもなにを言っているのか聴き取れないテレビと一緒にサウナに入った後、やっぱり銭湯のサウナはこれだよなと思った。
サウナ代200円を含めての690円。
日常性や習慣性、そういうのを持って入る価格の、本来は限界値のように思える。
これだって実際は、家に風呂があるのに贅沢してるとは感じているもの。
光熱費の上昇に、東京の銭湯ではサウナ代の値上げが、何軒からもSNSからアナウンスされている。
すべてが見事にインフレしてくれればいいが(いいのか?とも思っているが)、少なくとも給料は上がらない。
それが収支の均衡点から出された金額であっても、日常性を失った価格設定をせざるを得なかった銭湯サウナは、消えていくと思っている。
明日の皐月賞でアスクビクターモアが勝ったら、俺は遠くに行くんだ。
あるいはサトノヘリオスでも可。
馬券に賭けているのは金だけではないのだから。