「今後のキャリアデザインをどのように考えているのですか?」
なんて真顔で訊かれると、この42歳は心の底からどうしようかと思ってしまう。
そんなこと、まったく考えていないのだから。
ここからの、さらにその先。
どうにかして考えようとしただけで、余命が売り切れた気分になる。
Never too late なんていうのはさすがに格好つけすぎで、脳が新鮮なうちに学ぶに越したことはない。
これは教訓として息子たちに引き継ぎたい。
人生なんてもういらねえよ、くらいのことをしょっちゅう言っているくせに、最近は残り時間を意識することが多い。
とにかく、何事も早くやったほうがいい。
スピード、スピード、スピード。
仕事にしたって、民法で定められた最速でやるべきなのだ。
そこにはもちろん退職の手続きも含まれる。
一昨日、大学院の合格を確認し、安堵の念で向かった東名厚木健康センター。
空も、風も、サウナも、水風呂も、いい日だった。
爆風ロウリュのおかげでまだ乳首は痛いままだけど。