昭和の教育書、場合によっては論文のストーリーにまで。
だいたい「経済が豊かになって、人の心は貧しくなった」ことになっている。
ならば経済がどんどん貧しくなっている今、人の心はどうなっているのでしょうか?
家族で揃って寝ていても、「この生活は明日も続くだろうか」と思う。
だって今はコロナの世だからね。
家族感染したらどうすればいいのかわからない。
一人が感染すれば、今あるものは一気に崩壊する。
中途半端な自己啓発本の書き出しで「今日を最後の日だと思って生きろ」みたいなの、あるでしょう。
今は多分に、やむなくそんな気持ちで生きているけれど、疲れる。
ただ疲れるだけ。
そんなのは他人事だから勝手なことが言えるだけ。
『朝3時半起床で人生が変わる○○術』なんて本を書くライターは、編集者たちと「そんな生活で体持つわけねーだろ」と笑い合っているのを知っている。
コタツで喉をカラカラにして昼寝していたせいで、始動は夕方だった。
それでも武蔵野プレイスで調べ物をして、武蔵家で九条ねぎのラーメンを食べて、境南浴場でサウナ に入ったのだから、なかなかの土曜日だった。