芸人仲間が行方不明だと騒ぎ出し安否が心配な〝超軟体芸人〟エスパー伊東(61)について30日、友人のお笑い芸人・ビトたけし(58)が消息を明かした。
(中略)
伊東は1年以上前から、老人ホームに入所しているという。場所に関しては「誰にも言ってない。公表したらホームへ行ってしまう人もいるだろうし、他の方(入所者)に迷惑掛けてしまうので」。そもそも長引くコロナ禍で、面会は家族でも難しく、ビトも伊東とは入所時以来、会っても話してもいないそうだ。
気になる近況だが「担当の人がいなくて、他の人にさっき電話で聞いてみたが、あまりいい状態ではない」とのこと。
「入所時は『早く良くなって、また復帰しましょう』という感じだったが、今は認知症で半分寝たきり状態。人の手を借りなければ食べられず、会話も『はい』『いいえ』ぐらいで、本人もほぼ分からないようだ。コロナで外には出れず、人とも会えず、認知症が進行しているみたい。僕と会っても分からないかも」
(東京スポーツ)
61歳の老人ホーム、そして認知症。
もう10年くらい前。
後輩の結婚式に行った帰り、長岡駅の上越新幹線上りホームで、エスパー伊東の姿を見たことがある。
そりゃカバンに収まっちゃうような人なんだから小柄ではあったけれど、顔はわかりやすくエスパー伊東の顔で(当たり前だけど)、彼を知らない人でも一瞬目が留まってしまいそうな、一種異様な存在感があった。
どこに行っても声掛けられるだろうし、疲れるだろうなと、そう思ったのを覚えている。
三遊亭圓楽師匠(その頃はもう楽太郎師匠ではなかった。帰って妻に「圓楽師匠を見た!」と話したのも覚えているから)も一緒で、「まもなくMAXとき○○号が……」のアナウンスに、あのいい声で「なにがMAXなんだ」と笑っていたのもまた覚えている。
この組み合わせは、地方寄席の帰りだったのだろう。
落語家の三遊亭円楽さん(71)が脳梗塞のため入院したと、所属事務所が26日午後、発表した。
(FNNプライムオンライン)
その圓楽師匠もまた。
そもそも肺がんで闘病中だったはずなのに。
小さな頃からテレビで観てきた人たちが、どんどん病気になっていく。