俺は若月健矢(オリックス)のファンだから

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今年は開幕からなかなか出番がなかった。

俺は若月が出てこない開幕戦を観て(スタメン捕手は頓宮だった)寂しいと思っていた。

このオーダーには本当に驚いた。

これまでずっと8番か9番か「なんとかして邪魔にならないところ」を模索し続けるのが若月の打順だったからだ。

ただその後の采配を見ていると、中嶋監督はバットには当てられるという部分においてのみは、若月のバッティングを評価しているように思えた。

これが激励なのか?の疑問はあるが、確かに中嶋監督も若手の頃は打てなかった。

体がついていかない手打ちのスイングで、「讃岐うどん」とあだ名されていたのを覚えている。

もう30年も昔の話だ。

実際に久地踏切は渋滞と安全確認の名所らしい。

今年の夏は2か月間南武線を利用したけれど、実際の緊急停車率は吉田正尚の打率くらいあったように思う。

大丈夫か、南武線

自由に生きられる環境があれば自分だって……。

若月に自分を投影してしまう。

隠れとはいいながら、とうとう若月ファンであることを認めてしまう。

ファンなので、政治ネタにまで若月を絡めてしまう。

泣かせて笑わせてくれる若月。

トリックスターとしか評しようがない。

素直に若月を応援したい気持ちを押し殺して、こんなひねくれたことを言ってしまう。

達成の可能性で差をつけると、2>3>1だと思っている。

そして結局、俺を泣かせる若月。

 

日本シリーズを前に、新たな勲章を手にした。山本と若月がオリックスでは7年ぶり3組目の最優秀バッテリー賞を受賞。この日、室内で調整に努めた絶対エースは「若月さんには助けてもらってばかりで、僕の力を最大限に引き出してくれた。どんなピンチの場面でも冷静な配球で抑えさせてくれた。2人で賞を獲れたことは、恩返しではないけど、それも含めてうれしい」と共同作業の栄誉を喜んだ。

スポーツニッポン

野球では「投手が投げなければ始まらない」という言葉がよく使われる。

プライドが高く、それでいて孤独に耐えながら投げ続けなければならない、投手らしい性格を尊重した表現だ。

それでも投手はどこに向かって投げるのか。

その先に捕手が座っていなければ、ボールを投げる先もない。

明日からヤクルトとの日本シリーズ

オリックスの先発はエース山本由伸で確定だから、当然捕手は若月になる。

俺は若月健矢のファンなので、好リードと盗塁刺に期待しながら、あとはヒットの1本でも出れば上々だと思いながら、20年ぶりに進出したバファローズ日本シリーズを眺めようと思っている。

 

あともうひとつ、おまけ。