晴れた日は木更津へ(サウナきさらづつぼや)

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今日は丸一日、仕事も勉強もしない日に決めて、とにかく面倒なことはすべて放り出して過ごそうと思って、そうすると内回りが運休の山手線が酷くかったるい乗り物に思えて、そこで新宿から直接房総に走ってくれる「新宿さざなみ号」なる週末だけの特急列車を見つけて、木更津に向かったのだった。

暗い話をしますね。

最近睡眠がぐちゃぐちゃなのです。

ベクトルとしては眠れないの方向。

目を閉じると、「〇〇ちゃんを(コロナから)守れなかった」と涙を流す保育士さんの姿が浮かんでくるのです。

(府中白糸台日記「小山思川温泉へ行く」より)

木更津の海の近くの保育園か幼稚園か、運動会をやっていた。

小さな園庭の賑やかな運動会。

川の向かいからその光景を見ていて、なんと俺は泣いてしまったよ。

42歳、男性、不審者。

このくらいの歳になると、やたら頑なになる者と、感傷的になりすぎる者と、その他どうやっても分類不可能な者と、だんだん人間の種類が分かれてきた感触がある。

俺は感傷派なのか。

ただこれは夏の仕事の後遺症だと思う。

頑なで、人の話を聞かず、だから人に話を聞いてもらえず、ひとり。

それが本来の自分だと思っているのだけれど。

そしてそういう扱いにくい人間は、そういう人間として一生を貫くことが、一応は責任を果たすことになると思っているのだけれど。

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サウナきさらづつぼやを目指してやってきた木更津。

なんとかウイルスのせいでここにやってきたのは2年振り、120℃超のカラカラサウナは健在だった。

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しばらく来られないうちに失くしてしまったか、それとももうここには来られないと覚悟を決めた日があったのか。

今日の俺は割引券を持っておらず、正規料金の1480円を支払うと、

「あらすいません。今度はこちらをお持ちくださいね」

と、2年前と変わらない元気なお姉さんが、令和6年末まで使える新しい割引券を渡してくれた。