睡眠薬の効果

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手元には睡眠薬があった。

俺はこの歳になってプロ野球選手ばりに右肩に痛みが出て、治療とリハビリの必要があって、しかし今はリハビリをサボっている。

「痛みが出て眠れない場合はこれを」と渡されたのが睡眠薬

本来の用途とは違うけれど、昨日の夜はあまりに眠れそうな気配がないものだから、飲んでみた。

結果おそらくは6時間ほどの睡眠だったと思うのだが、朝は近年になくすっきりと目覚めた。

 

ただなんというか、一夜明けてもフラフラクラクラしてるんだよな。

髪を切りに行くために京王線に乗ろうとしたけれど、歩幅が合わずに階段を満足に登れなかった。

切り終わって店を出たら、12時だと思っていたのに11時だった(店内に流れていたFM放送の時報まで聴いていたのに!)。

Suicaをチャージしようとしても、1000円札をうまく差し込んで投入できない。

そもそもちょっと前に考えたことが思い出せない。

午後になったら落ち着いた気がして、ジムサウナに行って、いつものように汗をかいて、これでもう大丈夫だと安心したら、パンツに足が入らなかった。

 

睡眠薬と鼻炎の薬には依存性があると聞いたことがあるけれど、毎日がこんな調子では暮らしがしんどすぎるからもう飲まない。

ただ脳味噌までフラフラクラクラしている感覚もあって、酔ったような気持ちよさがあったのも確か。

程よく耐性ができれば程よい効果が得られるのだろうか。

しかしそんなに使い勝手がよかったら、なんでもない国民も、もっと睡眠薬を使っているはずだろうとも思う。

 

夕方になって、今日の金沢競馬でJRAとの交流レース「白山大賞典」があるのを発見した。

俺は働きすぎですっかり競馬に疎くなってしまったが、フェブラリーSで人気だったのを覚えていて、4番人気のヴェンジェンスから三連単の豆券を買ってみたが5着。

これは単なる予想下手で、睡眠薬のせいではなかったと思われる。