毎日12時46分40秒から47分20秒くらいの幅の間で、レストランばーくの上にぬうっと現れる鶴見線。
ゆっくりと、そしてどうしてかこっそりとした風情で(鶴見の鶴見線なのだからもっと堂々としてほしい)、そのまま鶴見駅の3番線ホームに入っていって、これが折り返し12時50分発の武蔵白石行きになる。
俺は毎日この光景を見てから午後の仕事に戻る。
疲れてくると音にうんざりするようになるのだけれど、台所からの生活音と、レールのジョイント音は不快に思ったことはない。
昼メシは、背中に赤ちゃんを背負ったお姉さんが、生姜焼き定食を運んできてくれる店だった。
それぞれの場所で頑張っている人たちは偉くて、凄くて、素晴らしい。
いいからみんな報われろ。
以上