「弘明寺」と書いて「ぐみょうじ」ですよ!
京急線はクセのある駅名が多いと思っている。
すなわち、クセのある地名が多いということでもあるんだけど。
「うめやしき」「ぞうしき」「ろくごうどて」「はっちょうなわて」などなど。
目指す黒湯天然温泉みうら湯は、その弘明寺駅から徒歩で10分見ておけばお釣りがくる距離。
途中にいくつも矢印の標識が置かれているので、まず迷うことはないのでは。
鉄道を高架化するメリットといえば踏切の解消だろう。
道路渋滞をなくし、都市開発の分断を埋める。
しかし大概の高架下は陽が当たらず、ジメジメとした空き地や自転車置き場になるのがせいぜいだ。
そこで京急は、そのデッドスペースに温浴施設を建てて活用する手法をとった。
ぜひ京王も、稲田堤あたりでこれを真似てほしいと思う。
(この写真のみ公式HPから引用)
ドライサウナとミストサウナの二刀流だが、やや水風呂が狭い「しっとり湯」。
ミストサウナはないが水風呂が広い「さっぱり湯」。
週単位で入れ替え制にしているらしいが、今日の男湯はしっとり湯だった。
ドライサウナは全部で5段で、かつて門田が弾丸ライナーを打ち込んだ大阪球場のスタンドのように、上段になるにつれ急角度で高くなる形。
イズネスのようでおそらくイズネスではないストーン式のストーブと、遠赤外線ストーブのこれもまた二刀流体制だ。
2人サイズのサウナマットの片側に罰印のテープが貼ってあって、定員の半数で運用中なのが見てとれた。
今は一度に入れるのが10人くらい。
サウナは広さもあってカーッとした熱さではなく、湿度寄りで80℃ちょい。
これは本来この店の主役である、黒湯の天然温泉を併用しつつじんわりと温まっていけばいい。
浅瀬もある水風呂は頑張って3人のサイズだったが、さっぱり湯はこの2倍以上のサイズらしい。
18℃でスーッとしてツルツルする体感は、ナノ水を使用しているとのこと。
なるほど確かに、同じ横浜の福美湯と同じ感覚だ。
漫画がたくさん置かれたスペースがあり、レストランもある。
そこには神奈川らしくサンマーメンも置かれている。
街中にも魅力的な看板は見えるのだが、8月中はシャッターが上がる気配がない。
今日使ったのは「弘明寺みうら湯きっぷ」で、これは京急の駅の券売機で買える。
どこの駅からやってきたかの距離によって料金は異なるが、だいたい片道分の乗車券が無料になるイメージだ。
【黒湯天然温泉みうら湯】