ファンの期待に対してひと言。
「あまり大きく期待しないでください」
(デイリースポーツ)
4位のソフトバンクまで4ゲーム差。
抜けた首位ではないが、本当に強い馬は簡単にちぎらずに、僅差で勝ちを重ねていくものだ。
そもそも今年は「育成の年」としてスタートしたのだった。
開幕前から勝てない言い訳を用意しやがってと思っていたら、19歳の投手が勝ち頭になって、同じく19歳が内野の守りの要になって、18歳が初打席初ホームランのデビューを飾ってしまった。
凄え、育てながら勝ってるじゃんか。
「プロ野球の存在意義とは、その街の人々の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活がちょっとだけ豊かになることにほかならない。」
(新庄剛志)
特に大勝ちした6月は、精神のベースが俺なりには穏やかだった。
酷いことばかりを背負わされて生かされていた割には。
たかだかプロ野球チームの勝ち負けで自分の視界が変わる、すなわち世界が変わる。
それは面倒なことだが、こうしてようやくいい目を見てしまうと、やはりこれからも細々とオリックス・バファローズを応援し続けていくのだと思う。
もう後半戦なんてどうでもいい。