ハラスメントの講習にはやりがいがない

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ハラスメントの講習にはやりがいがない。
皆が揃って被害者の顔をしてやってくるし、どうして被害者がこんな講習を受ける必要があるのかとの、黒い不服さも伝わってくる。
四方八方に加害する者もいるので、被害者数>加害者数であるのは想定できても、「自分の言動で誰かが傷ついたかもしれない」くらいの想像力を使うのも面倒くさいものなのだろうか。
認めたら負けの世界にしても、講習の中でくらいもしかして……と思ってみたって誰も通報なんかしないよ。
おれは東京に出てきたばかりの頃、いつも京王線千歳烏山駅を通ると「この駅は乗る人ばかりでみんなどこへ行ってしまうんだろう」と思っていたけれど、ハラスメントの被害者と加害者もそんな感じだ。
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土曜日に行ったロスコ。
午前中の清掃が終わった直後を狙っていったのだけれど、すでにまずまずお客さんがいて、知った顔も一人いた。
すれ違いに目が合って、心の中で「どうも」と挨拶を交わす程度だったが、彼にはサウナで一人になるためにやってきた気配があって、そんな表情だった。