大谷翔平のスライダー

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元々入れてもギリギリ6人のサウナ室を、5人までに制限したところで大した影響はないのだけれど、それでもあけぼの湯なりにコロナ対策のシフトは敷いている。

21時のあけぼの湯は駐車場待ちが出るくらいには混んでいたが(最近「密」ってあんまり聞かなくなった?)、お客同士は誰も口を利いておらず、さすがは府中市民たちだと思った。

 

その府中市民たちが「おおー」と声をあげてしまったのが、サウナ室のテレビに、縦に落ちるスライダーとやらで三振を取った大谷翔平が映し出された時。

一緒に汗をかいている4人中2人が声を出してしまったから打率5割だ。

しかし大谷はずいぶんと投げ方が変わってしまったように見えた。

前は足を上げて、真っ直ぐに体を立てて、そこから重力を生かして投げ下ろすスタイルだった。

今は大きくなった体で(これはエンゼルスのユニフォームが膨張色なのでそう見えているのかもしれないが)、横の回転も使って投げているように見える。

なんだかアメリカに行ってから、日本人のスタンダードなフォームに近づいた感がある。

相手のあるスポーツなので、変わっていくことも必要なのだろうが、去年の数字を見ても今年の大谷はそう楽観視できないのではないか。

実際、今日も縦のスライダーに歓声が沸いたとはいえ、2回強を投げて5失点だった。

 

緊急事態宣言が明けても静かなほうがいい。

が、そうもいかないだろう。

世界も府中も俺のものではないので。

今夜もあけぼの湯の水風呂はずっとドバドバと、質実剛健に掛け流しだった。