40歳を過ぎたら、物事の感想を述べる時に「面白い」の表現を意識して使わないようにした。
本質をわかってもいないのに上から目線というか、無駄に評論家体質というか、その気はなくともそのように映る。
特におっさんが「面白い」を口にするとそう映る。
俺がそういう感覚を持ったのは、やたらと「面白いね」と言うだけで、態度がデカくて、肝心な場面になると責任から逃げたがる26歳年上が最初の上司で、うんざりさせられた経験があるからだ。
人は結局、経験から学ぶ。
愚者は学ばないのではなく、むしろ過剰に学んでしまう。
武蔵境の駅前は、時短要請のおかげで22時過ぎには寂しかった。
今夜のサウナは境南浴場。
M-1の裏なのでたぶん空いているだろうと思って行ったら概ね予想は的中していて、しかしサウナ室だけはいっぱいだった。
今は定員5人のサウナ室に6人目が入ってきたものだから、俺が外に出て帳尻を合わせた。
待っても中の5人はサウナ室からなかなか出てこなかった。
やっぱり寂しいね。