笹塚の福寿はおやつラーメン。
見よ、チャーシューメン580円。
高齢のお客さんが多かった。
人間、家系ラーメンをおかずに白メシ食える期間は長くない。
おやつラーメンにはおやつラーメンの需要があるのだ。
だからこそ福寿はこれだけ長く続いている。
俺の後から入ってきたお客さんは「ごめんなさい、今日もう麺が切れちゃったんで」と言われていて、今年の俺にはまだツキが残ってた。
神は笹塚にいるのかもしれない。
ボーナスは出た。
出たよ。
微妙というか心の痛いところを突いてきた金額だった。
賢くて優しくて皆から信頼されている人なら「今のご時世出るだけでも」と言うのだろう。
ご時世なんか知ったこっちゃないよ。
これまでご時世が俺に何してくれた?
久しぶりにこんなに靴箱に鍵が刺さっているマルシンスパに入ることができた……サウナ室も直前まで誰もいなかったらしくホンマもんの108℃、もちろん気兼ねなしにセルフロウリュも可。店はお客がたくさんいたほうがいいのだろうが、懐かしのマルシンスパと再会した気がした。ちょっと感動。 pic.twitter.com/p29f36jUub
— ふちうサウナ (@f_shiraitodai) 2019年12月16日
去年の12月16日以来、まさに一年振りのマルシンスパ。
窓の開いた冬の通勤の電車の中で、どうしてか「前にマルシン行ったのいつだっけ?」と頭をよぎって、調べたら去年の今日だった。
やっぱり笹塚に神はいる。
今日は神に呼ばれたね。
文句や愚痴が多いのは変わらなくても、一年前はマスクをしなくても睨まれない世の中だった。
コンビニで弁当を買えばなにも言わなくとも袋に入れて渡してもらえる世の中だった。
特に後者。
だったら生活の、細々としたところをいちいち不便にしていく仕組み作りは、勘弁してほしかった。
ところで俺がマルシンスパにいた時間、笹塚の神はシフトに入っていなかったらしい。
残念。