ANAに同情する資格がない

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全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングス(HD)は27日、2021年3月期連結決算の最終利益が過去最悪となる5100億円の赤字(前期は276億円の黒字)になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅客需要が激減しており、業績が大幅に悪化すると見込んだ。併せて発表した人件費の圧縮や保有する機体数の削減、不採算路線の見直しといった構造改革で経営立て直しを図る。

通期の売上高は前期比62・5%減の7400億円と予想した。

人件費については、ANAの一般社員の月給を20年ぶりに減らすほか、冬のボーナス支給も見送る。家電量販店大手のノジマや、高級スーパーの成城石井などグループ外の企業に来春までに400人以上を出向させる。

(読売新聞オンライン)

ANAも大変だねという話。

別の記事で社員は年収で3割減になる見込みとも書かれていて、それはしんどいことだろうと思う。

それでは明らかに生活レベルを下げなければやっていけない。

しかしまた、俺にANAに同情する資格なんかあんのかよの思いもある。

3割減ったところでまだまだ俺より年収高いだろ、の理由を抜いてもだ。

氷河期世代の中核としては、ANAほどの大企業に入って高収入でモテモテの時期が一瞬でもあったなら、それで十分じゃんと思えてしまう。

もう人生の思い出はできただろ。

むろん彼ら彼女らには「能力」があって、「努力」もして、「責任」のある仕事をしているからこその今日までだったのはわかる。

彼ら彼女らは偉いよ。

彼ら彼女らに罪はない。

理解はしているのだけど、社会への入口で採る気もない面接に山梨から呼ばれ、「生まれた時期が悪かった君の責任」と面接官にケラケラ笑われた俺からすると(それにどうしても責任負わせたかったら生まれた側より作った側だと思うのだが)、まあ生きてればこんな時期もあるよと軽く言ってやりたくなってしまう。

ここで生活に行き詰まってしまうくらいなら、君たちもやっぱり生まれた時代が悪かったんだよと。

あの苦しい状況に置かれているのに、世間からは見世物として嘲笑されていた感覚は忘れられないし、たくさんの友だちが消されてしまった。

それにANAはどうやったって潰されない。

どんな形であれ救われるのだから、羨ましいよ。

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今日行ったサウナは錦糸町、初めての黄金湯だった。

もう錦糸町駅北口はカラカラならサウナ錦糸町、ジュワジュワなら黄金湯ということでいいだろう。

南口の楽天地スパとニューウイング、あれはまた別物だ。