今年は「読んだ!」と言えるような、読み込んだ本がない。
おそらく去年もなかったと思う。
本屋の店頭を見ても箕輪、田端、堀江、西村、西野ばかり。
本屋だって商売なわけで、今はこのラインナップに最も需要があって、最も売り上げに繋がると判断しているのだろう。
俺はもちろんそこに惹かれるタイプではなく、かつ何のオンラインサロンにも入ったことがないので、今の大体の本屋にとってのターゲット層ではないに違いない。
仕事帰りにちょっと本屋でも眺めていこうの発想がよぎっても、それより一本早い電車で帰って家でゴロゴロする時間を5分でも増やそうと、そっちに流れることが圧倒的に多い。
仕事に関するツイートもいいねもRTも一切しない一週間を過ごしてみて、確かにこれは楽だ、と思う反面、別に楽しくもないな、と気づいたので再開することにした。僕はやっぱり本を広めたいし、それしかできない pic.twitter.com/3OQQULTs4v
— 追っかけ漏れ太郎(編集者) (@takaishimasita) 2020年10月10日
去年の秋の大サウナ博で隣の席でロウリュを受けたまんきつ先生。
の、担当編集者である高石智一さん。
いつもツイートを見ていて思いの強さには感服するのだが、今の本屋にはどんな思いを持っているのだろうか。
箕輪、田端、堀江、西村、西野な人々だけをターゲットにして本を作っているわけではないだろうし、Amazonで自分の作った本だけ狙い撃ちして買ってもらっていればいい人でもない気がするんだよな。
今の本屋には、特に知恵がつき始めた頃の子どもを連れていく気がしない。
これが初めてだったアーバンスパの地下水成分表の横には「……静岡県の有名な施設よりも品質の高い……」と添え書きされていて、これはどう見てもしきじのことだ。
実際に爽快感のある水風呂で、寝る前になってまた行きたいとこうして思い出している。
品質の高い水風呂とはなんぞやという解釈の話は疑問として残るが、そういうのはわかる人が突き詰めてくれたらいいや。
気持ちのいい水風呂だった。