オリックスは２０日、西村徳文監督（６０）が辞任すると発表した。球団からの要請を承諾した。２１日の西武戦（京セラドーム）からは中嶋聡２軍監督（５１）が監督代行としてチームの指揮をとる。就任２年目の今季は１６勝３３敗４分け、借金１７で最下位だった。２軍監督代行は小林宏２軍投手コーチが務めるなど、コーチ陣も刷新される。
（サンケイスポーツ）
読んでみれば球団からの「辞めてくれ」の要請を承諾したということらしい。
要するに辞任ではなく実質的には解任なんだけれど、形式的にはマイルドにということなのだろう。
別にこれは悪くないし、西村監督、いや、西村さんだってまだ60歳なのだ。
実際すぐに監督の声が掛かるかはあれだが、ヘッドコーチのポストならすぐに引き合いがあるようにも思える。
大石さんだってオリックスの監督を辞めた後、すぐにソフトバンクでヘッドコーチをやってたもんな。
オリックス西村監督 昨シーズンから監督として、このチームを率いて、選手たちの成長には手応えを感じていましたが、それを結果につなげることができなかったのは、指揮官である私の責任です。ファンの皆様のご期待にお応えすることができず、本当に申し訳なく思っています。
（日刊スポーツ）
西村さんは残りのプロ野球シーズンをどう過ごすのだろうか。
テレビでオリックス戦を……なかなか観る気にはならないだろうなあ。
とにかく、これまでありがとうございました。
嫌味ではないんだけれどどうしても嫌味になってしまうところが弱いチームの辛さだよ。
素直に自然に、別れを惜しむことすらできない。
今日も負けて16勝33敗4分の勝率.327では、オリックス・バファローズは高橋ユニオンズより弱いと言われても仕方がない。
まあそう言ってるのは俺だけなんだけどさ。
あの1988年「10.19」の第2試合、7回裏に近鉄吉井から同点タイムリーを放ったのはロッテの西村だった。
今さら言っても詮無いことだけれど、西村徳文はバファローズにとって何かと鬼門の人物だったのかもしれないね。
おそらくは今日の西武戦、6回裏の無死満塁でジョーンズに一発が出ていたら、明日のベンチにも西村監督の姿があったのだろう。
野球とは無数の不確定要素と分岐点で構成されているのだけれど、明日の18時にまた西武と戦わなければならないことだけは確定している。
