高砂湯(東京都中野区)

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ここは中野駅の南口。

中野サンプラザやブロードウェイ、そしてかの有名なサウナノーベルとは逆側の出口だ。f:id:tsumetaimizuburo:20200108064127j:image

雨の住宅地を歩く。

細い道に入っても、なかなか人影が途絶えないのが大都会中野。

府中の住民はそう思う。

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雨が上がったか上がっていないか、その境目のなんとか傘をささずに歩けるくらいの天気が、散歩には最適だと思っている。

それは昔から。
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街は雨で適当に化粧が剝がれた雰囲気が好ましい。

生活感が表に出る素顔が一番いい。

美しい。

装いだけなら、もうどの街も大差ないのだから。
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東京オリンピックは今年。

とうとうここまで来てしまったとの思いがする。

どうせなら家族と一緒に思い出にしたいが、チケットも何も取れていない。

なんだか近所が騒がしくなって、1回か2回職質をされて、終わっていくのだろう。

夏の夜に、気軽にコンビニまでアイスも買いに行けない2週間を覚悟しなくてはならないし、面倒くさいね。
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で、黒地の看板が格好いい高砂湯に到着。

駅からは徒歩で5分以上10分未満、なんなら少々歩き足りないくらいの距離だった。

入口横の自販機で、水を買って入店する。
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カエルの高砂湯くん。

客商売で入口にカエルを置くのは何やら意味深ではある。

番台の男性は「く〜つ〜の〜か〜ぎ〜を……」と、うつむきながら少々妖怪がかった話し方だった。
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(この写真のみ公式HPより)

月曜定休、営業時間は15時から0時30分まで、シャンプーとボディソープは備え付けあり。

入浴料460円に加えてサウナ利用の追加料金は400円と、なかなか立派な設定なのはやはり23区内だ。

ガス遠赤外線のストーブは中温中湿で、ジワジワと汗をかいていくタイプ。

サウナ室内は明るく、テレビはないがいかにも癒し系のBGMがかかっている(音楽の知識と表現力がほしい!)。

丸太の椅子が置かれているせいもあって、どことなくスカイスパを連想させる雰囲気もある。

水風呂は都内ではほとんど見ない一人用サイズ、露天風呂に行けば外気浴も可能だ。

脱衣所の横に、半畳程度の自販機置き場兼外気浴スペースがあったのだが、あそこはどうやら裸で出る場所ではないらしい。

危なかった。

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元旦は旅先の高知で高砂湯だった。

この日は中野の高砂湯、立川の高砂湯も通勤経路からモノレールで逸れてしまえばすぐに行ける。

よし今月は高砂三冠王だ!

と思ったら、墨田区にもサウナ付きの高砂湯があるらしい。

 

【中野区 高砂湯】

https://takasagoyu.jimdofree.com