クリスマスが終わって、東京からどんどん人が減っていく様子が好きだ。
田舎者の俺が愛する東京はこれからが本番だといっていい。
都会の無人の光景を撮ることを専門にしている写真家の話を聞いたことがある。
声の無い公園、人影を失ったスクランブル交差点、社畜の魂だけが彷徨い続けるオフィス街。
今もそれを続けているのなら、彼にとってこれから数日が稼ぎ時で、仕込み時のはずだ。
今さらだけど彼の名前が知りたい。
今日は素直に帰宅してそのままノーサウナ、だったので昨日行った上野御徒町のプレジデントの話。
入口にピアノを弾いているサンタクロースがいて、マッサージの元お姉さんはほぐされた体でボーッとしている俺に館内着の紐まで縛って着せてくれて、サウナ室のテレビでは佐野厄除け大師のCMが流れていた。
アメ横の賑わいとあわせて、今年が終わっていく事実を突きつけられた気持ち。
1月からもうさっさと今年終われ、平成終われ、なんなら◯生も終われとやさぐれていた気もするが、俺なんて毎年そんなもんだ。
終わりゆくものは何でも寂しい。
だからプレジデントは続いていってくれ。
年明けは2日から営業、100円の振る舞い酒もあるらしい。
#クリスマスまであと0日
#メリークリスマス