トラックステーション、それはトラッカーたちの回復の泉。
宿泊施設、食堂、コインランドリー、風呂、サウナ、などなど。
もちろん駐車場は広々と。
運営主体が異なるケースもありカウントが難しく、また閉鎖が続いている状況ではあるのだが、今現在で全国にトラックステーションとその仲間たちはおおよそ50件弱存在する。
それぞれ備えている設備は異なるのだが、唯一サウナが存在しているのがこの浜松トラックステーションらしい。
他にもあったら教えてください。
入浴料は680円、タオル付き。
組合員の価格だと480円ということだが、天竜川駅から歩いてやってきた単なるサウナ好きでは該当しない。
ボディソープ、リンスインシャンプーは据え置きあり。
宿泊用の部屋もあるので施設としては24時間開いている。
が、浴場は清掃が入る10時から12時の間だけクローズするとのこと。
とはいえ雰囲気は緩く、私は9時過ぎに到着したのだが、受付のおじちゃんから「ゆっくり入っていいよ」と優しいお言葉。
9時半、9時45分にも新しいお客さんが入ってきた。
清掃は休憩室から始めるので、入浴の時間はそれほど厳しく区切っていない様子。
大小の温浴槽に、水道水掛け流しの1人用水風呂。
サウナにはメトスのプレートが掛かっている。
木の黒が濃い内装、ドラム缶に荒っぽいサウナストーンが乗ったストーブは福島のバイパスサウナを彷彿とさせる。
しかしセッティングは対照的で、こちら浜松トラックステーションのサウナは82℃。
横に長い静岡県だが、同じ県内ということでサウナしきじと梯子のスケジュールでサウナ巡りなんぞすると、なかなかこちらでは発汗が進まないかもしれない。
彫り物の入った先客がカランの前のプラスチック椅子をサウナに持ち込んで、頭が天井に当たりそうな高さで座っていた。
なるほど、与えられた環境をいかに生かすかという話。
殺風景な休憩室。
雑誌コーナーに置かれているのは9割がエロ本。
それほどマニアックなものはないようだったが。
休憩室からの風景。
さすが、ここはトラックステーション。
サウナの注意書きってサウナ書体というかサウナカラーというか、このデザインが多い気がする。
大人、そして「20才」にバツ印がついているのはどうしてだろう。
まさか一足早く、18歳成人制に対応?
サウナの後は食堂へ。
スタミナメニューが盛りだくさん。
ビッグチキンカツ定食は840円。
トラッカーにとってのビッグだから、事務職風情には重過ぎるボリュームだった。
定食の場合はご飯も漬物もおかわり自由。
マヨネーズが欲しければ1袋無料で2袋目から課金、カレーのおかわり希望の場合はルーの食券を買ってくださいなど、年月をかけて構築されてきたであろうローカルルールも趣深い。
浜松トラックステーションを訪れる際には、サウナもいいけどぜひ食堂へ。
【浜松トラックステーション】