八王子駅から徒歩18分。
住宅地の中にあるらしく、果たしてたどり着けるものなのか…着けなかったらそれはそれでまあ…
なんて思いながら八王子の住宅地を歩いていたら、本当に18分で着いた。
銭湯には、高い煙突という分かりやすいランドマークがある。
それに近づくと洗面器が床に当たる、「カコーン」といういかにも銭湯らしい音が響いている。
向かってみれば、道に迷うことなんぞあり得なかった。
重っ苦しいおっさんを吹き飛ばしてくれる、スーパージェットバスの都内最強の触れ込みに偽りはなし。
歌謡曲の流れるサウナは中温の「電磁波サウナ」。
20℃を切る表示を信じたい水風呂は丹沢山系の流れからくる井戸水だとかで、柔らかくて優しい。
露天風呂もあるから、ささやかながら外気浴もできる。
サウナ利用はタオル2本付きで700円。
つべこべ言うより浴室もサウナも写真撮ればいいんだけど、お客さんがたくさんいたから。
オレンジ色の貸しタオルを腰に巻いて入るサウナは定員6人くらいのところ、自分も含めて4人が出たり入ったり。
置いてあったからこち亀を読みながら汗をかいていたんだけれど、あれは誰かお客さんの持ち物だったのかも。
どこもかしこも清掃が行き届いていて、こんなに綺麗な銭湯は見たことがないレベル。
我が家も見習いたい。
一度は閉店が決まりながら、紆余曲折を経て現在も営業しているのだという。
行きたいところは行けるうちに必ず。
人口50万人を超える八王子市だが、昔ながらの銭湯は松の湯、稲荷湯、福の湯の3つしか残っていない。