序盤の、本当に数試合だけだが、府中市民球場で行われる。
今日の試合は10時開始の予定だったのだが、府中市長の始球式の後、9時55分試合開始。
そこのところはあまり、厳密ではないらしい。
國學院久我山は甲子園出場の経験もある。
西東京の強豪と言っていい。
対する三鷹中等(これって三鷹高校が何か制度が変わってこの名前に、ってことだよね)は都立。
選手の体格からして違う。
控えでもがっしりとした体の選手が出てくる國學院久我山、いかにも細身の三鷹中等。
それでも2点を先制したのは三鷹中等だったわけで、野球というのは奥が深い。
國學院久我山の9点リードで5回裏、三鷹中等の選手たちがマウンドに集まる。
ランナーを2塁に置いて迎えるクリーンナップ。
このまま勝負か、歩かせて塁を埋めて守りやすくするか。
試合の大勢は決している。
しかしもう1点取られれば10点差、5回で10点差はコールド負けだ。
3年生には最後の夏、もう1回でも2回でも。
高校野球の試合には、こんな緊迫もあるんだなと思った。
結局タイムリーが出て、國學院久我山が「サヨナラコールド勝ち」を収めた。
そういう試合だった。