日常

自信は足りないくらいがちょうどいい

最初から自信のあるタイプはろくでもない奴だと思って生きてきた。 この手の人間くらいは普段からまともなことを言わないし、付き合うだけで時間の無駄だと思うのは、今も昔も変わらない。 ところが最近は努力するタイプに、後天的に自己肯定感が磨き上がっ…

今日のサウナは町田の森乃彩だった

昔から絵が描けない、最近は字も書けない、楽器も扱えない、まともに歌も歌えない、馬券も当たらない、運転も下手。 自分のことを謙遜して「何をやっても中途半端で…」という人がいる。 いやいや、中途半端な地点まででも到達できているということは、スター…

駒込の香取湯

この日は山手線の運転がおかしなことになっていて、おかげで閑散としていた駒込駅から、歩いて15分くらいだったか。 ネットでは徒歩10分と案内されていたから、足の長い人はそのくらいの時間でたどり着けるのだろう。 商店街を抜けた先の住宅地に、香取湯は…

おはようございます。今日はお父さんが緊急搬送されて

「おはようございます。今日はお父さんが緊急搬送されて…」というメッセージに起こされた。群馬の母親からだった。文面は「…から5年ですね」と続いていた。父親はまだ生きている。出勤前に寄った松屋では、朝定食のメニューに親子丼が増えていた。けれどあま…

国母温泉とシャトレーゼと森のくまさん

明らかにベンチの木が朽ちていく過程にあって、ストーブが格納式であるがゆえに小さな正方形が強調されているサウナ室。 地下水?冷泉?浴槽の年季が茶色になって表れている点で、この水はただものではないと教えてくれる水風呂。 温度が多彩な温泉が露天に…

ケータリングはほうとう屋

(写真と内容はいちおう無関係です) 歓楽街の中にある、〇ープランドと同じ建物に隣り合って営業しているほうとう屋。 限界中年のくせに、直前にシャトレーゼでデザートバイキングなんぞしてしまったものだから、血液まで甘ったるくなった俺は体内を中性に…

国民は汗くさい

狭い部屋での会議。空調の制御システムがどうだこうだで、11月になるともう暖房しか入らない設定になっていると説明される、要は蒸し暑い部屋で冷たい話し合いをした午後だった。終わってみると顔が熱くて、赤い。会議の佳境のころに差し込んできた西日のせ…

オリックス2勝3敗

「トマトが嫌いならピーマンは好きなはずだ」とは一体どういうこと? トマトとピーマンは表裏の関係性ではないし、それに実際どちらも嫌いなんだからどうしようもない。 そんな理不尽に決めつけられる時間を過ごしていたら、昼過ぎにはうんざりしてぐったり…

戸田の病院と蕨の郵便局

質問の前に「素朴な疑問なんですが」と付けられると、素朴かどうかはこちらが決めるものだと思ってしまう。そんなことにいちいち引っかからずに受け流してしまえばいいのに、内心だけでもムッとしてしまうのは、俺の心が疲れているからだろうか。いや、もう…

渋谷区ふれあい植物センター→改良湯

渋谷区ふれあい植物センターは、10月5日から21時までの夜間営業を始めた。 ここは渋谷らしくない空間だ。 渋谷らしさをあんまり知らんけど。 群馬出身!群馬出身!群馬出身!というとバカにされがちで、そこはそれでもいいと思いながら生きてきたんだけど、…

マグカップと茶こし

マグカップと茶こしのセットをもらった。すぐに使いたくなってしまって、昼休みに緑茶の葉を買ってきて飲んでいると「あいつのくせに珍しいことをしている」と人が寄ってきて、お菓子やチョコレートをもらった。案外とこのスタイルが気に入って、仕事を予定…

嫌な声なので単位を捨ててしまう

研究会で発表をした。持ち時間は質疑を含めて45分。あっさり終わった。 (府中白糸台日記「ずっと待っているだけの一日だった」より) 7日に発表した時の動画を見た。見たくなかったけど見せられた。醜い、歳を取った、そんなのはどうでもいい。自分で認識し…

ずっと待っているだけの一日だった

研究会で発表をした。持ち時間は質疑を含めて45分。あっさり終わった。案外とプレッシャーもなかった。それは準備がしっかりできていたからだ。物事は準備さえできてしまえばもう終わったようなものなのだと、高校の野球部の監督はそう言っていた。俺たちは…

私の毎日は未来で満たされているのです

未来のことには興味がない。 仕事も研究も、一応は未来に向けて社会的に意義のあること(これは思い込みの可能性もあるけど)をやらされている、いや、やっているわけです。 そこでは例えこじつけであろうとも、手掛けているものが未来につながるかどうかが…

10月になって

前田智徳(広島)はアキレス腱を切った後、かつての感覚が戻らない自分を「前田智徳は死にました。今プレーしているのは前田弟です」と言った。 結局彼は現役生活の大半を、苦しそうにプレーする選手として過ごしてしまった。 俺は名球会に入れるほどのバッ…

サウナで見かけるホスト

サウナで見かけるホストはみんな細い。 若ければ若いほど、細い。 まあ俺が、細い若者をホストだと決めつけちゃってるのもあるんだけど。 たまにほどほど細マッチョくらいの体格も見かけるけれど、顎だけはアプリで加工したかのようにシャープなまま。 女性…

メニューの書かれた短冊のそれぞれの文字の力の入れ具合

(甘い)と書かれていた玉子焼きと、(辛い)と書かれていた明太子の組み合わせ。 物事の印象を「粋」でまとめてしまうのは、あまりにも漠然としているし、表現として楽をしすぎだと思う。 たかが個人の日記だけど、個人の日記だからこそ、余計にそう思う。 …

昔の俺と今の俺、なにがどう変わった?

たいていの統計は行政機関のHPを見ればいいし、なければ問い合わせればいいし、とっかかりがなければ素晴らしい大学図書館のレファレンスに頼ってもいい。 そして論文そのものを見たければ、google scholarでもCiniiでも使って探せばいい。 しかし「そんなも…

青梅市中央図書館→河辺温泉 梅の湯

見やすさと本の新陳代謝。 しっかり棚に余裕があるのがいい図書館なんだぜ。 覚えておいて。 (府中白糸台日記「ゆっこ盛岡→ひづめゆ→KANAN SPA→開運の湯→ながまち梅の湯」より) 青梅市中央図書館の棚には、そこそこの隙間はあった。 少なくとも棚の上に積…

これが最後だから奥浅草のアクアプレイス旭へ行った

高砂湯(高知県高知市新本町) ステンレスの水風呂から身体がなかなか出たがらない。 (府中白糸台日記「2020年に行ったサウナを振り返る【その1】」より) 「一番好きな水風呂は?」と訊かれたら「高知の高砂湯」と答えることにしているんだけど、同じよう…

ただの日記

京成杯AHはせっかく松岡を軸にしたのに3着抜け。 「痛み止めを飲み続けていると、癌になった時の痛みがわからなくなるよ」と言われ、右肩の手術を決心した。 18歳から付き合ってきた電子レンジと別れる。 ニンニク臭いラーメンは、ラーメン店よりもコンビニ…

秋の気配を感じたから浅草の鶴の湯へ行った

そんなにはっきり秋にならなくても、秋の気配が出てきた時点で夏は終わり。 そう思うと、子どもの頃に培われた8月31日に夏が終わる感覚は、まだ生かしておいてよさそうだ。 浅草の湯どんぶり栄湯の、影のような場所にあったのが鶴の湯。 その存在感自体がも…

44歳になりました

賽の河原に集まりし 水子、間引き子、め〇らの子 手足は石に擦れ爛れ 泣き泣き石を運ぶなり 指より出づる血の滴 身うちを朱に染めなして 父上恋し母恋し 呼んで苦しく叫ぶなり (寺山修司『田園に死す』より) 生まれてきた子どもが、親より先に死ぬのは悲し…

夢のスクランブル交差点

目の前に、真っ直ぐにも真っ直ぐではないようにも見える、ぐにゃぐにゃと白線がクロスした交差点があった。 いかにも「うちの街にだって渋谷と同じ交差点があるんだぜ」と、北関東の高校生が自虐で自慢しそうな趣のスクランブル交差点で、横断歩道の向こうに…

8月31日のトマト

トマトが嫌いなことはアイデンティティだった。 ピザのトマトなら食べられる、ミートソースなら食べられる。 トマト嫌いによくいるパターンには間違いないけど、どんどん老いていく自分にとってよりどころにしたくなる、「子どもじみた」部分であったと言え…

お盆休みが終わったから両国の松の湯へ行った

会う人会う人、自信がない喋り方をする日だった。 送られてきたメールも、こんがらがった内容ばかりだった。 みんなお盆休みが終わってなんとか動き出した今日だったのだろう。 仕方がないね。 四ツ目通りと仲良くなってきたと思ったら、今度は三ツ目通りが…

チェスト船堀とビビンバのホテル

まねきの湯の朝風呂の、あまり体に泡がつかない炭酸泉の中で、「チェスト船堀のパンは美味しい」と教わった。 チェスト船堀はまねきの湯から船堀駅を挟んで、逆側にあるようだった。 果たしてお盆でも営業しているものかなと、外に出て改めて調べてみると、…

大井競馬場→すえひろ湯

「日本一の勝ち鞍を取ってみようかな」って、そういう気持ちになっていったんですね。大井のリーディングは獲ってたけど、南関ではずっと2位でしたから。そのためには年間300勝を超えないとだめなんです。40代半ばで、全国リーディングを獲りましたよ。 俺は…

トートバッグを買った

トートバッグを買った。 働く自分、研究者としての自分、家庭人としての自分。 実際はどれもスケールは小さいんだけど、いくつかの自分を掛け持ちした生活をしていると、本人の器より容量の大きなバッグが必要になってしまう。 それにこんなに暑い夏では、常…

刺激がほしいから京島の電気湯へ行った

会場の一角には応援メッセージのコーナーも設けられ、左わき腹を痛め出場選手登録を抹消されている佐々木投手の回復を願うメッセージが寄せられていました。写真展は8月15日まで陸前高田市役所1階にある市民交流スペースで開催されています。 (TBS NEWS DIG…