サウナ

雨の日は国立温泉 湯楽の里へ

ゴールデンウィークの前から大学に置いたままの自転車が、寂しそうに鈍く光っていた。 寂しそうに、なんて自分でいうくらいなら雨の中でも乗って帰ってやればいいのに、そこまでの思いやりが持てないは冷たい人間だから。 疲れてしまうと物事が面倒になる。 …

晴れた日は昭島温泉 湯楽の里へ

白糸台駅から昭島駅まで、西武多摩川線と中央線と青梅線で490円。 タクシーを利用すると概算で7000円。 だから俺は飛行機で横田基地へ飛んだ。 昭島温泉 湯楽の里。 平日の午前中から昼にかけてののんびりとしたスーパー銭湯の空気と、少々拗ねた人々の雰囲…

日本は五季の国

春が終わると梅雨がくる。 梅雨は明確にひとつの季節であると思う。 春、梅雨、夏、秋、冬。 だから日本は四季ではなくて五季の国。 傘が必要でも、靴がぐちゃぐちゃになっても、昔から雨の音と瑞々しくなる景色が好き。 息子は遠足の予定の日だったのに雨で…

西豊田温泉、磯乃湯温泉、五所川原温泉ホテル、鰐come、みんまやよしつねの湯、青森まちなかおんせん、あおもり健康ランド

藤崎町藤崎老人福祉センター 西豊田温泉(青森県西津軽郡藤崎町) 藤崎駅の側線跡には、かつてりんごを山ほど積んだ貨車が停まっていたのではないかと想像する。 ここは駅から徒歩5分の250円で入浴できる温泉施設で、見上げると赤茶けた天井が確かな温泉成分…

アサヒサウナ(青森県弘前市)

私は、この弘前の城下に三年いたのである。弘前高等学校の文科に三年いたのである。その頃、私は大いに義太夫に凝っていた。甚だ異様なものであった。学校からの帰りには、義太夫の女師匠の家に立寄って、さいしょは朝顔日記であったろうか、何が何やら、い…

毎日サウナ(群馬県前橋市)

・薪ストーブの穏やかなサウナ ・セルフロウリュあり、小声やジェスチャーで「お願いします」「もうちょっと」 ・サウナ室内に照明なし、扉から射しこんでくる浴室の光 ・でかい檜の水風呂が18℃、桶型の一人用水風呂が9℃ ・どちらの水風呂にも天井から水が流…

立川市の西国立駅

はじめて来た銭湯を楽しんだあとの出口、今から10年先の俺を頭から踏んづけて10センチ縮めたくらいのおっちゃんから話しかけられる。 「ここは入れ墨いいのかね」 「いや、すいません、ちょっとわかんないんですけど」 「訊いてきてくれないかな」 おっちゃ…

「人生最後の日もサウナへ」

年寄りだから昔の話をする。 あれは2040年2月19日(日)のことだった。 俺は東京競馬場にいた。 2010年ごろの俺は、「人生最後の日は中山競馬場で」などと言っていた気がするが、当時からすでに脳は緩んでいたので定かではない。 おそらくは最終レース、最後…

天才のいないテントサウナ

遠くへ行きたい。 どこでもいいから遠くへ行きたい。 遠くへ行けるのは、天才だけだ。 (寺山修司『若き日の啄木』より) そこそこ山奥までは来たけれど、朝出発して、朝到着して、朝のうちにテントサウナを開始できるくらいの距離。 汗を流す合間に休憩しな…

令和3年度の終わりに

仕事の後にサウナに入れば、つかの間だけどスイッチオフ……ということにしている。 元来は切り替えベタな気質で間違いないけれど、100℃の部屋で過ごすくらい大げさな儀式をすれば、それなりには切り替わった気分になる。 だからそんなことをこの何年か続けて…

人蔘湯(にんじんゆ)に行ったこと

17時を10分くらいすぎた頃、同じ作業服を着た人たちが入ってきた。 働く人はみんな偉い。 だから一見の客からも「お疲れさまでした」と伝えたくなる。 知るかぎり東京では、人気の銭湯に行列ができる時代になった。 銭湯が生活だった頃、そこに行列はあった…

春休みのニューウイング

「帰る時、一枚でいいから、やっとけよ」と父はチップのことをいう。 「ええ」 「今は、そんな事しないのよ」 「してるよう。気のきいた連中はちゃんとやってんだよ。百円でいいんだ。百円じゃねえや。千円か。ひでえ世の中生きてるな、お前は」 (山田太一…

サウナピア(愛知県豊橋市)

この日は関東の電力がひっ迫するといわれていたから、中部電力の世界まで疎開した。 電気が足りない、そして子どもを大事にできない国は、滅んでいくに違いない。 だって発展のしようがないじゃんか。 病んだ豊橋駅西口を、病んだ俺が歩く。 世の中はいつか…

春は川越湯遊ランド

今でも「東京の人は厚着だな」と思うことが多いのです。 私だって一応は、東京に住んで20年になるんですけれども。 コートと半袖が入り混じった光景が、東京の春らしさだと思っています。 そう言いながら、今日来たのは埼玉県の川越市でした。 東京が春なら…

サウナの日なんだからサウナに入ればいい(3S HOTEL HIRATSUKA)

あらためてこんな正式名称だったんだと思う、写真は在りし日の「湘南ひらつか太古の湯グリーンサウナ」。 今は閉店から二度目の春。 当時は広いイメージの店だった。 更地になったら案外狭く見えて、こうしてマンションの建設に入ってみるとまたそれなりに広…

JR両毛線と東武佐野線がクロスする佐野駅前の小暮食堂(佐野やすらぎの湯)

駅前にたむろしている高校生たちを見ると、俺たちの時代となにも変わらないじゃないかと思う。 しかし俺たちがそうだった時代に、彼らはまだ影も形もなかったのだから、時は流れ過ぎた。 俺は群馬の高校球児で、対戦相手の研究やサイン盗みとは無縁の、公明…

志村坂上駅を降りてみたら板橋の空は青かった(前野原温泉 さやの湯処)

都営三田線の志村坂上駅を降りてみたら、板橋の空は青かった。 野球が当たり前のようにBSOになり、地図から桑畑の記号が消えた時代を、皆さんはどうやって生きてきたのですか? 見次公園の大きな池は、板橋区前野町における琵琶湖でしょうか。 地図では結構…

晴れた日は藤野やまなみ温泉へ

仕事から逃げたい、家庭から逃げたい、日常から逃げたい、自分自身から逃げ出したい。逃げることもまた、欲求の一要素であることは間違いない。 (サウナイキタイアドベントカレンダー2021『逃亡者はサウナを目指す』より) 心身をリフレッシュするための「…

雨の日は東京染井温泉SAKURAへ

巣鴨駅から東京染井温泉SAKURAへ。 「スタジアムサウナ」の文字を見て、ふわっと柔らかい柔軟剤の売り文句みたいな熱の、広いサウナ室をイメージした。 実際に広かったが、1セット目からイズネスの熱波に襲われた。 水風呂は18℃の静水面で癖がなく、これはあ…

組事務所の喫煙所のようなサウナ屋

昔々、大塚にはサウナ玉泉という、組事務所の喫煙所のようなサウナ屋があった。 そこには背中まで強面の人たちが集まっていて、それでいて普段よりはリラックスしているのであろう、そんな表情で汗を流していた。 キラキラした店にサウナーが殺到して入場制…

晴れた日は御殿場へ(スパリゾート オアシス御殿場)

3年前なら、東京発9時3分「ひかり505号」に乗って、しきじを目指していたかもしれない。 しかし今やしきじ行きは、かなり敷居が高くなってしまっている。 どこまでも高まり続ける聖地の評、それゆえの混雑、それがためのその他諸々。 昔のしきじは本当に、の…

晴れた日は木更津へ(サウナきさらづつぼや)

今日は丸一日、仕事も勉強もしない日に決めて、とにかく面倒なことはすべて放り出して過ごそうと思って、そうすると内回りが運休の山手線が酷くかったるい乗り物に思えて、そこで新宿から直接房総に走ってくれる「新宿さざなみ号」なる週末だけの特急列車を…

晴れた日は大洗へ(潮騒の湯)

茨城は「いばらき」と読みます。 「いばらぎ」ではありません。 でも茨城県に住んでいる人でも「いばらぎ」と読むのを聞いたことがあるので、そういう世界なのかもしれません。 そのくらいでいいんですよね、いつだって正しさが絶対なわけじゃない。 おおら…

ロスコのMOKUタオル

【コラボMOKUのお知らせ】待っていた方も多いのではないでしょうか?駒込のロスコさんとのコラボMOKU爆誕です10/8(金)よりロスコさん店頭にて販売開始✨カラバリ豊富なので迷ってしまいますね~刺繍になるとロゴの可愛さが際立ちます週末は是非ロスコさんへ*☆…

平安湯(神奈川県横浜市)

私がよくお世話になっている銭湯は、水風呂がまあ2人用、頑張って3人用のサイズなのです。 そこへ私が4人目の水風呂希望者としてサウナから出てきてしまうと、浸かっている3人が揃って目を瞑ったりするのですよ(笑) ここは水風呂であって、中央線のロング…

黒湯天然温泉みうら湯(神奈川県横浜市)

「弘明寺」と書いて「ぐみょうじ」ですよ! 京急線はクセのある駅名が多いと思っている。 すなわち、クセのある地名が多いということでもあるんだけど。 「うめやしき」「ぞうしき」「ろくごうどて」「はっちょうなわて」などなど。 目指す黒湯天然温泉みう…

いやさか湯(神奈川県横浜市)

臨港バスが実に見事に、交差点混じりのクネクネ坂を何度も切り返しながら登っていくんだわ。 鶴見駅から15分走ったのに、ここはまだ鶴見区内。 横浜市はとにかく広いが、鶴見区単体でも十分に広い。 バスは菊名駅前行き、降りたバス停は東高校入口。 日に焼…

境南浴場で取材を受けてきた話

取材なんて受けたことがない、そして取材なんてしたこともない、だから取材なんてどんなものなのかもわからない。 取材と無縁の人生は、今日で終了した。 境南浴場で境南浴場をテーマにした取材を受けた。 ただの利用客3人が、インタビュアーの質問に知恵を…

弘法の湯(埼玉県所沢市)

西所沢駅から徒歩で5分くらいだろうか、まあ計るほどの時間でも距離でもない。 「中華料理 満州里」は、あの「ぎょうざの満州」の創業者が修行した店なのだという。 店主はニコニコ、「今は換気しなきゃいけないからさ、ドア開けとかないといけないからさ、…

晴れた日は「げんこつ亭」と「小山思川温泉」へ

朝起きたらとんかつを食べたかったので、栃木県小山市へ行きました。 そういうことにしました。 まったく、こんなに暑い時期になってもオリックスが、首位にいるのは奇跡だと思います。 オールスターにも、オリックスの選手がたくさん出るから見てやってくだ…