平野佳寿が250セーブを達成したら

平野はオリックスの絶対的なクローザーではあるが、結構な確率で走者を出す。そういうクローザーを「四者凡退」とか「五者凡退」などと表現する人もいるが、平野は「走者を背負って味方やファンを冷や冷やさせて抑えるタイプ」なのだ。 中嶋聡監督は過去3年…

サウナで見かけるホスト

サウナで見かけるホストはみんな細い。 若ければ若いほど、細い。 まあ俺が、細い若者をホストだと決めつけちゃってるのもあるんだけど。 たまにほどほど細マッチョくらいの体格も見かけるけれど、顎だけはアプリで加工したかのようにシャープなまま。 女性…

メニューの書かれた短冊のそれぞれの文字の力の入れ具合

(甘い)と書かれていた玉子焼きと、(辛い)と書かれていた明太子の組み合わせ。 物事の印象を「粋」でまとめてしまうのは、あまりにも漠然としているし、表現として楽をしすぎだと思う。 たかが個人の日記だけど、個人の日記だからこそ、余計にそう思う。 …

昔の俺と今の俺、なにがどう変わった?

たいていの統計は行政機関のHPを見ればいいし、なければ問い合わせればいいし、とっかかりがなければ素晴らしい大学図書館のレファレンスに頼ってもいい。 そして論文そのものを見たければ、google scholarでもCiniiでも使って探せばいい。 しかし「そんなも…

青梅市中央図書館→河辺温泉 梅の湯

見やすさと本の新陳代謝。 しっかり棚に余裕があるのがいい図書館なんだぜ。 覚えておいて。 (府中白糸台日記「ゆっこ盛岡→ひづめゆ→KANAN SPA→開運の湯→ながまち梅の湯」より) 青梅市中央図書館の棚には、そこそこの隙間はあった。 少なくとも棚の上に積…

これが最後だから奥浅草のアクアプレイス旭へ行った

高砂湯(高知県高知市新本町) ステンレスの水風呂から身体がなかなか出たがらない。 (府中白糸台日記「2020年に行ったサウナを振り返る【その1】」より) 「一番好きな水風呂は?」と訊かれたら「高知の高砂湯」と答えることにしているんだけど、同じよう…

ただの日記

京成杯AHはせっかく松岡を軸にしたのに3着抜け。 「痛み止めを飲み続けていると、癌になった時の痛みがわからなくなるよ」と言われ、右肩の手術を決心した。 18歳から付き合ってきた電子レンジと別れる。 ニンニク臭いラーメンは、ラーメン店よりもコンビニ…

秋の気配を感じたから浅草の鶴の湯へ行った

そんなにはっきり秋にならなくても、秋の気配が出てきた時点で夏は終わり。 そう思うと、子どもの頃に培われた8月31日に夏が終わる感覚は、まだ生かしておいてよさそうだ。 浅草の湯どんぶり栄湯の、影のような場所にあったのが鶴の湯。 その存在感自体がも…

44歳になりました

賽の河原に集まりし 水子、間引き子、め〇らの子 手足は石に擦れ爛れ 泣き泣き石を運ぶなり 指より出づる血の滴 身うちを朱に染めなして 父上恋し母恋し 呼んで苦しく叫ぶなり (寺山修司『田園に死す』より) 生まれてきた子どもが、親より先に死ぬのは悲し…

夢のスクランブル交差点

目の前に、真っ直ぐにも真っ直ぐではないようにも見える、ぐにゃぐにゃと白線がクロスした交差点があった。 いかにも「うちの街にだって渋谷と同じ交差点があるんだぜ」と、北関東の高校生が自虐で自慢しそうな趣のスクランブル交差点で、横断歩道の向こうに…

8月31日のトマト

トマトが嫌いなことはアイデンティティだった。 ピザのトマトなら食べられる、ミートソースなら食べられる。 トマト嫌いによくいるパターンには間違いないけど、どんどん老いていく自分にとってよりどころにしたくなる、「子どもじみた」部分であったと言え…

ソフトバンク7-0オリックス(長崎県営野球場)

夕方の手前にチェックインしたら、みなとサウナの前には「本日のカプセルホテルは『満室』です」と掲示が出ていて最高だった。 すぐそこの大波止の電停で路面電車を待っていると、赤迫行きが通過していった。 新幹線の開通に触発されて、長崎電気軌道も特急…

佐世保のサウナサンへ行ったこと

日本中が全部、佐世保になってしまったらいいのに。 それぞれの歴史からすれば必然で、長崎県民から見ればなんの不思議もないんだろうけど。 それでも長崎県内で、長崎市と佐世保市が両立しているのを長いこと不思議に思っていた。 理解できないというより、…

今日のサウナは中洲のグリーンランドだった

ケースの中のトマトが艶々していたから、美味しそうだと思ってしまった。 ずっとトマトは嫌いで生きてきたくせに。 物事は結局「艶」なのかなぁ。 俺は玉子焼きにアジフライが付いた定食を食べた。 隣のおっちゃんは、ちゃんぽんにおにぎりをひとつ付けてい…

お盆休みが終わったから両国の松の湯へ行った

会う人会う人、自信がない喋り方をする日だった。 送られてきたメールも、こんがらがった内容ばかりだった。 みんなお盆休みが終わってなんとか動き出した今日だったのだろう。 仕方がないね。 四ツ目通りと仲良くなってきたと思ったら、今度は三ツ目通りが…

2023札幌記念 予想と短評

1枠1番 ソーヴァリアント 大器と言われて2度のチャレンジCを制したのみの実績はどうなのよ?ルメール騎乗で人気は間違いないからこそ軽視のほうがおいしくなる。札幌2戦2勝の戦績はあるがともに少頭数の条件戦では 2枠2番 ウインマリリン 去年の3着馬だが相…

チェスト船堀とビビンバのホテル

まねきの湯の朝風呂の、あまり体に泡がつかない炭酸泉の中で、「チェスト船堀のパンは美味しい」と教わった。 チェスト船堀はまねきの湯から船堀駅を挟んで、逆側にあるようだった。 果たしてお盆でも営業しているものかなと、外に出て改めて調べてみると、…

大井競馬場→すえひろ湯

「日本一の勝ち鞍を取ってみようかな」って、そういう気持ちになっていったんですね。大井のリーディングは獲ってたけど、南関ではずっと2位でしたから。そのためには年間300勝を超えないとだめなんです。40代半ばで、全国リーディングを獲りましたよ。 俺は…

トートバッグを買った

トートバッグを買った。 働く自分、研究者としての自分、家庭人としての自分。 実際はどれもスケールは小さいんだけど、いくつかの自分を掛け持ちした生活をしていると、本人の器より容量の大きなバッグが必要になってしまう。 それにこんなに暑い夏では、常…

刺激がほしいから京島の電気湯へ行った

会場の一角には応援メッセージのコーナーも設けられ、左わき腹を痛め出場選手登録を抹消されている佐々木投手の回復を願うメッセージが寄せられていました。写真展は8月15日まで陸前高田市役所1階にある市民交流スペースで開催されています。 (TBS NEWS DIG…

水風呂屋

夏至はとっくに過ぎてしまったけれど、今でもまだ4時半を回れば窓の向こうは明るくなってくる。もちろん午前の話だ。論文の直しをしているうちに明るくなってしまった。先週受け取った査読の結果は、人間性を否定されるようなものではなかったから、それだけ…

真夏の新潟はスノーピーク

0番線ホームには精霊が宿る。 競馬で損するくらいなら、とっとと旅に出てしまったほうがいい。 いわんや夏競馬をや。 特に小倉競馬なんて、もう合わせる気のない数字合わせにしか思えない。 それでも大井競馬にはかなわないけど。 そんなことを言いつつも、…

そもそも俺は酒が嫌いだ

わが夏を あこがれのみが かけされり 麦藁帽子 かぶりて眠る (寺山修司『寺山修司 全歌集』より) 夕立ちというには少し時間が早かったけど、今日は雷の大雨が降ってから気温が下がった。 カーッと暑いだけの一本調子で終わる日よりも、本来はこのほうが夏…

嫌いな言葉は「熱量」です

この夏のクソ暑い中でも、涼しげな美人をたまに見かける。いったいどんな構造で出来上がった人間なのかと思うくらい、ちっとも汗が感じられない。そんな人が稀にいる。そもそも俺たちとは素材が違って、セラミックでも使って作られているのだろうか。そんな…

若返りたいから押上の大黒湯へ行った

久しぶりに、入った瞬間に自分が最年少だと確信できる浴室だった。 最近はもうね、自分が最年長のサウナ室も珍しくなくなってしまったから、「もとはこういう世界だったんだよな」と懐かしい気分になった。 頭上にヒーターがある遠赤外線サウナは入れて4人、…

『月刊サウナ』の連載第7回

朝6時15分に起きて、6時30分から働いていた時代があった。毎日5時間半働いても、日給は5000円に届かなかったと思う。それでも働き続けていたのは、欲しい金額とのギャップを埋めてくれるものがそこにあったからだ。口調の強い甲州弁で、仕草がいちいち荒っぽ…

懐古主義だから業平橋の薬師湯へ行った

懐古主義者なので、「とうきょうスカイツリー駅は業平橋駅のままであってほしかった」「東向島駅も玉ノ井駅のままがよかった」とは思う。 しかし「スカイツリーラインのスカイツリー駅で降りてください」なら、外国人にも日本人にもわかりやすくて、案内が簡…

「朝顔に水をあげておいて」

6時50分起床。誰の足音もしない静かな朝。パンもご飯もなかったので、ゆで時間7分で納豆パスタを食べる。出勤途中に大阪にいる妻から「朝顔に水をあげておいて」とLINEが入る。午前は働く。昼には『月刊サウナ』の初校を眺める。午後も働く。快活CLUBで漫画…

立川の女性たちはみんな素敵

昼メシを求めて研究室を抜け出したら、いつのまにか立川競輪場の食堂に着いていた。 もつ煮定食ひとつ。 「ここの席が一番風が当たるから、涼しいわよ」「たくさん食べて栄養つけていって」「これ、お茶はウーロン茶が入ってるから、暑い日はサービスしてる…

夏がしんどい季節になってしまった

俺は絶対に医療従事者ではないけれど、神奈川で、新型コロナウイルス感染者数の増加に連動してまずいことになる仕事に携わっていて、実際にまずいことになっている。 毎日暗澹たる思いになる現状と数字が目に入ってきても、空は青いし、サンマーメンは3分で…