中央線に乗ってサンデッキに行こうとした。
しかし今日は高円寺に快速が止まらない週末なのであった。
中野まで行って1駅分を折り返し歩くのも、雨空の下では気分が向かない。
そもそも外に出るべき日ではなかったのかもしれないが、それでもサウナには行きたい。
そこで中央特快に乗って、一気に神田まで。
今日のサウナは神田のセントラルホテル。
昨日からの宿泊客がチェックアウトして、今日の宿泊客がチェックインする前の時間帯だったせいか、空いていた。
そういう理由にしておくほうが穏やかだ。
ここは今日も元気に290人が新型コロナウイルスに感染した、井戸敏三兵庫県知事いわく「諸悪の根源」である東京なのだから。
これからたくさんの人が死ぬ、たくさんの光景が死ぬ。
もう皆が生き残るのは難しそうだ。
今あるゴチャゴチャとした揉め事は、死ぬ順番を決めるための揉め事だ。
それを決めるのは法でも倫理でもなく、政治家間の関係性らしい。
俺はサウナの後にカレーを食べたかったが、土曜の神田で営業しているのはラーメン屋ばかりだった。
結局は帰り道の武蔵境で買い物をして、家でカレーを自分で作って、家族で食べた。
東京の人間が忌み嫌われるのは理解できる。
ただ東京以外の人たちは皆、揃ってGo Toキャンペーンに反対なのだろうか。
とりわけ声のでかい人たちが、反対の声を上げているということではないのだろうか。
東京に本社のある大きな旅行会社がピンチならば、先に音をあげるのは相対的に体力のない地方の企業ではないか。
むつ市の宮下宗一郎市長は「命があって健康であれば、経済を回す方法はいくらでもある」と言った。
非常に立派で常識的な発言だ。
しかしその経済を回す方法を具体的に語ってくれないと、やはりむつ市で人が死ぬ。