杉並の第二宝湯までサウナに入りにいった

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今日の俺はとにかく疲れてしまって、身体まで痛くなってしまって、這うようにして、杉並の第二宝湯までサウナに入りにいった。

なんだ結構元気じゃないか、と鼻で笑うような奴の顔面には唾を吐きかけてやりたいし、すっかり可動域が狭くなって四十肩寸前の身の辛さを切々と語ってやりたい。

意識して運動をすればいい、と元気な奴は言う。

ところがまず一歩を踏み出す体力がもうないのだよ。

とっかかりの軽い運動をする体力すらない。

ちなみに気力は生まれた時から、ない。

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「世の中捨てたもんじゃない」という言葉は、世の中を捨てる選択肢がある側だからこそ言えるもの。

俺は捨てられる側だから、捨てられる瞬間を待つだけだ。

もう世の中は元気でキラキラした連中だけでやっていってほしい。

俺は心の底からそう思う。

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この第二宝湯の近くに、2000年代初頭までは第一宝湯があったらしいが、今では跡形もなくなっている。