西武22-0近鉄

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近鉄 000000000   0

西武 33107035× 22

 

あれはまだ平成になって4年目の、確か2学期の初日だった。

当時の俺はまだ義務教育を受けている最中だったから、記憶のインデックスがこの形になる。

先発の野茂英雄が崩れた時点で、近鉄にとってはもう捨て試合。 

プロ入り初登板の品田操士という右投手が5回途中から投げて自責点14。

入社初日に炎上案件をこしらえてしまったようなもので、思い出してしまうと今でもこの試合が彼の心に人生を暗くする影を落としていないか心配になる。

ブルペンでは品田を見放したかのようにもう誰も投げておらず、彼に課せられたノルマは8回裏終了までの試合進行だったのだから、時間はかかったがしっかり任務は果たしたとも言える。

途中投手コーチがニコニコしながらマウンドにやってきて、人は本当に怒ると笑うのかと思ったがそうではなくて、「今日は堪えて最後まで投げてくれ」「またチャンスはやるから」といった感じの励ましだったらしい。

その証明として後日品田はもう1試合登板していて、そこでも点を取られていて、防御率30.86でシーズンを終えている。

西武は郭泰源が22点差がついてもマイペースで最後まで投げ切って完封、仰木監督が報道陣に残したコメントは「しぇからしか!」の一言だった。

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今日のサウナは武蔵境の境南浴場へ。

どうしてか働き詰めの8月、手っ取り早く癒してくれるここのサウナと水風呂にはどこまでも感謝。