龍角散をのど飴でしか知らない

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最近は働いている時間がひどく無駄なものに思えて仕方がない。

そんな話をしてしまったら「じゃあお前はどうやって食っていく気なんだ」なんて真顔で言い返してくる人間モドキがいて、俺はなんでこいつに猿でも理解できる言語なんぞ使ってしまったんだろうと後悔した。

生きてきた39年間の中で耳に入れてしまった、人間モドキが発した「あなたのためを思って」という主旨を持っているらしい不協和音はただの一度も何の役にも立たなかった歴史的な事実。

 

ああ脳が疲れているなと思うのは、こんな冴えない時期に冴えない風邪をひいて鼻が詰まって鼻炎の薬を飲んでウトウトしているはずなのに、すぐ耳元から嫌いな奴の声が響いてきた時。

あくまで参考だが、その嫌いな奴は2年前に死んでいる。

 

痛い痒いだけの話を、ネットで調べてその場で大病に結びつける人間が嫌で、駄目になってもくたばるだけだと思いながら生きている。

 

「あれ、俺、今、何考えてたんだっけ?」が増えてきた。

もうどこかおかしいんだろうね。

 

なんだかよく分からないけれど、素晴らしい健康診断の結果が出てしまった。

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今日のサウナは神田のセントラルホテル、入浴は優待券利用で1000円。

「毎日龍角散飲んどけよ。『あれ、今日はおかしい』と思う日があったらすぐ病院行け。俺は喉頭癌だった」

先達からの言葉、俺は龍角散をのど飴でしか知らない。