東武東上線で池袋から北池袋、下板橋、大山。
かつては下板橋と大山の間に、戦火に消えた金井窪という駅があったらしいが、それは残念ながら今回の主題ではなく。
商店街に直結、好ましい佇まいの大山駅南口。
駅を出るとすぐにアーケードの屋根が架かっているから雨の日も安心。
今回の主題はこの大山ハッピーロード商店街にあるサウナ太陽。
駅を出て右に20秒、左折して40秒ほど歩くとあっという間にサウナ太陽。
アーケード街からの入店。
入り口の雰囲気だけはレインボー新小岩店に似ているかも。
3時間1000円は税込だった。
入った俺が言うのだから間違いない。
以降の延長は1時間ごとに150円。
この設定は限りなくフリータイムに近い。
日正ビルは1階がドラッグストア、2階がゲーセン、そして3階にサウナ太陽がある。
細い階段を上がって入店するサウナ、特に初めての入店では畏怖の念を抱きやすい気がする。
見下ろすよりも見上げるほうが怖い。
で、いきなりここのサウナの話。
カラカラ系だが鼻の粘膜がひりつくほどの強力さではない。
このあたりの設定はレインボーの本八幡店に近いかもしれない。
100℃を超えていて充分に汗は出る、そしておそらくの常連さんは最上段に座ろうとはしない。
水風呂は18℃、開店後まもない入店だったせいか、塩素であろう錠剤がほぼ生まれたままの姿で沈んでいた。
2セット、3セットと繰り返し水風呂に入っても錠剤は溶けきることはなく、なかなかしぶとい。
水風呂の塩素臭は悪者にされがちだが、彼のおかげで安心して入浴できているわけで、お近づきになれたこの機会に感謝しておこう。
クラシカルな館内着だが、太陽の文字が誇らしい。
太陽はあらゆるエネルギーの父であり、地球にとっての母でもある。
この施設は飲食コーナーが火曜定休、その他の曜日も16時から19時と極めて短時間営業の働き方改革となっている。
もちろんわざわざ使いにくくしているはずはなく、おそらくは営業したくとも人手を確保できないのだろう。
ホワイトボードには400円からの恐ろしく低価格な定食メニューが書かれていて、競馬中継が流れる中で白衣のスタッフが仕込みを始めていた。
所沢には頭に地球を乗せたサウナがあるらしいが、ここは太陽のサウナ。
そうなると月のサウナを探したくなるが、世田谷の月見湯温泉があっという間に思い浮かんでしまってなんだか物足りなかった。
【サウナ太陽】