おはよう大阪!
泊まったのは梅田のニュージャパン、カプセルで寝たからカプセルイン大阪泊ということになるのか。
夜も朝も水風呂は安定の14℃、「働き過ぎじゃないの?」と労ってあげたくなった。
早速の移動。
移動のために旅をしているようなもので「何しに行ったの?」と真顔で言われると言葉に詰まるのがいつものパターン。
だから出かけるとかどこに行くとか、周りにはいちいち言わない。
家族にすらも隠したい。
懐かしの超高速阪和電鉄を偲びつつ、紀州路快速から。
退職したら、まず紀勢本線を一日で乗り潰したい。
定年になったら、ではないところがポイント。
そんなに長く働く自信はない。
雰囲気もない。
精霊が宿る0番線。
この記事はただ紀州鉄道に乗ってきましたというだけの話。
新たな発見、気づき、自己啓発、生活の知恵などはここにはありません。
リーダーシップは身につきませんし、転職先も紹介しません。
婚活も他所でお願いします。
紀州鉄道は和歌山県御坊市内で完結する、全長たった2.7キロの路線。
その距離を8分で走ってそれが全て。
歩くよりは速い。
ママチャリよりもなんとか速そうだ。
したがって紀州鉄道は速い。
JRの御坊駅は街の外れにある。
紀州鉄道の西御坊駅は市役所や税務署の近くにあって、これはかつてあった国鉄駅から市街地を結んだ地方私鉄の典型。
そういう私鉄は大概姿を消してしまっているのだが、紀州鉄道は立派に生き残り。
不動産業と観光業を生業とする企業が、社名に「鉄道」の文字を入れると信頼感が出るということで無理矢理存続しているという噂もある。
だいたい、紀州鉄道本社があるのは東京の中央区日本橋だからね。
大阪のニッポンバシですらない。
しかしそれでも、この鉄道が平成を跨いでしまうというのは大したもの。
実際乗りに行くと奇跡に思える。
現在は廃線。
レールはそのまま、朽ちてはいるけれど剥がしてはいない。
街中なのに自然に還りつつある廃線跡。
忘れられた踏切。
左側はおそらくかつての日高川駅のホーム。
右側もホーム跡?
ホームの上に家が建っているように見える。
いつの時代も水分補給の大切さ。
せっかくだから神頼み「紀州鉄道が長生きできますように」。
頼りになるお店。
営業しているかどうかは知らん。
静かなる御坊。
線路沿いを歩いていると、これでもかなり立派な紀伊御坊駅との出会い。
駅員さんいた!硬券売ってる!
帰りの御坊駅で当たり前のように回収されちゃったけど。
紀州鉄道は総勢12人で営業しているらしい。
12人いれば野球ができる、サッカーもできる、ラグビーはできない。
御坊は牛蒡の街じゃない。
覚えておかないと。