入口でマイネルホウオウが「おお、久しぶり」。
NHKマイルカップ、インパルスヒーローとのワンツーで馬単50000円超の配当をもらったのは懐かしい思い出。
引退後、北海道で乗馬になると聞いた後は消息不明だったので、再会できて一安心。
こいつは縁起がいい、これはもう的中間違いなしと意気込んで臨んだダービーだったのだが…
全てのサラブレッドはダービーを目指す、と信じている。
カネヒキリ産駒のテーオーエナジーくん、君のチャレンジは嫌いじゃない。
夢を叶えるためには、まずはゲートに入ってなんぼ。
関わった人たちはみんな一緒に夢を見ることができたはず。
18着でもお疲れさまでした。
8レース青嵐賞は1000万下。
ここで2分22秒9なんてタイムが出てしまったから、果たしてダービーはどうなるのかと思った。
俺のダービー◎はキタノコマンドール、皐月賞を見直すたびに末脚に魅せられて軸にしたのだが、大外一気が決まる馬場ではないというのがこの時点での印象。
それでも3枠5番、デムーロが我を張る騎乗で内をこじ開けて来るのではと改めての期待。
ここで考え直しておけばよかったのだが、それでも3着コズミックフォースにはどうやっても行き着かなかったな。
ブラストワンピース、10キロ増。
この馬が一番強いと考えていたが、陣営が絞れない馬体を減らすためにハードワークを課していると聞いて、評価を一段下げた。
他馬と戦う前に、己との戦いが先に立っている状況では信頼しがたい。
今日はいかにももう少し絞れていれば、と思わせる伸びて僅差5着の結果。
この馬には夏を越えたらまた注目。
パドックはもう待っていられないとばかりに、勢いよくダノンプレミアムが飛び出してきたのが印象的だった。
後ろのタイムフライヤーがとぼとぼ歩くタイプなもんだから、余計に際立って元気に見えた。
やはり敗因は距離なんですかね?の6着。
「ゴールに入ってすぐ止まったくらい、目一杯に走ってくれました」
川田のコメントもそんな感じだった。
そんでもって今年のダービーは福永ワグネリアンが勝ちましたとさ。
2分23秒6。
ワグネリアンが頭の馬券なんて、当たり前のように持ってない。
約12万人が入っていた東京競馬場、悲鳴と歓声の後に「やっと福永勝ったか」と笑顔が広がっていった。
これで来年の高知競馬、福永洋一記念はダービージョッキーとしての凱旋になる。
勝ててよかったねと、馬券に外れた人間が大半なのに温かな雰囲気のインタビュー。
父の福永洋一に想いを馳せるベテランファンたち。
それからブラストワンピースの強さを意識して、池添に外に出させないようワグネリアンを操作したという話。
福永さんには調教師より解説者になって欲しい。
あの3年目、キングヘイローでダービーを勝っていたら、今も福永祐一は騎手を続けていただろうか?
ところで俺の◎、キタノコマンドールはどこを走っていたんですかね?