自分を嫌って生きていく

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子育て裏テーマは「自分に似ていない子に育てること」。

これは現在進行形だ。

なぜなら俺は、俺のことが嫌いだからだ。

 

どうして嫌いなのかという話になると、大なり小なりの複数要因があって、今いくつか書き出そうとしたら気分が悪くなってきたので今夜はやめておくけれど、そういうことであって結構根は深い。

息子たちが嫌いな自分の生き写しになるのは辛い。

万が一そうなってしまったらそれはもちろん俺の責任であり、俺の遺伝子の責任だが、そうまで考えるならなぜ子どもを…

とまで話が回帰してしまうから面倒くさい。

面倒くさいことは仕事以外では避けたいし、仕事でだって本当はそんな思いはしたくない。

寝る前、暗い部屋の小さな灯りの下でこんなこと書いてるもんだから話がまとまらない。

こういうところ、まさに似て欲しくないところ。

 

上の息子がグローブを買って欲しいという。

不吉だ。

俺もサッカーより野球を選んだ男だった。

下の息子は風邪をひいて鼻詰まりが酷く、一緒に病院に行って一緒に診てもらった。

不吉だ。

俺も風邪では真っ先に鼻からくるタイプ。

現に今も絶賛鼻炎薬増量中。

 

たかだか息子が野球をしたがっている、風邪で病院に行ったというだけの話なんだけど、そんな些細なことでも気になる。

血の繋がりの実感が、同じ目方で不安に繋がってしまう。

どうかこの子たちには幸せになって欲しい、それはそれで含む部分はあるのだがまずは母親に似て欲しいと。

 

自分を嫌いで生きていくのは、嫌いな他人と一体で生きていくのと同じことなので。

そうなると、ハンデ戦の人生をずっと理不尽な斤量を背負って走らされる羽目になってしまうので。