ここは栃木県佐野市。
周囲の町を合併しての人口12万人、名物は佐野ラーメンといもフライと佐野厄除け大師。
で、カンデオホテルズ佐野にスカイスパがあるんです。
繰り返すけどここは栃木県佐野市。
スカイスパがあるのは横浜だけじゃない。
ここは北関東代表のスカイスパ。
場所は佐野プレミアムアウトレットに近い。
週末になると出口が混んでいて仕方がない、東北道の佐野藤岡インターのあそこ。
このカンデオホテルズ佐野のスカイスパは、宿泊なしでも800円で入浴可。
250円を足すとフェイスタオルとバスタオルのセットあり。
初めてなんですが、とフロントで言うと栃木訛りのお姉さんが丁寧に使い方を説明してくれる。
全部で40も押印欄のあるポイントカードをもらって、入浴だけの利用者にも優しいホテル。
スカイスパからの眺め。
北関東の平野には、北海道とは別種の荒涼とした雰囲気がある。
塀も天井もないスクラップ工場がたくさん見えるのも、このあたりの風景の特徴。
昆虫と混浴の可能性があるスカイスパ。
やっぱりここは横浜じゃない。
サウナは80℃の表示、テレビなし。
静かで暗めのシチュエーションは好みなのだが、出入りのドアの下側が空きすぎていてもったいない。
そんなに混むこともないサウナ室なのかもしれないが、下段に座ると足元に冷たい外気が当たるのでなかなか温まらない。
改善を望みたいところだが、現段階では上段一択。
おそらくはオートロウリュ用の配管もあるのだが、この日は作動していなかった。
水風呂は20℃くらい。
で、サウナの後は佐野の街を歩く。
上毛野国(群馬県)と下毛野国(栃木県)を合わせて県境を越えた両毛地区という括りがあって、群馬県館林市出身の俺にとっては佐野もほとんど地元の感覚で、思い出も多い。
歩いてみると俺の思い出の佐野とあまり変わっていないな、という感想で嬉しくもあるのだが、土地を出て20年も経ってるのに変わっていないというのが地方都市の苦しさなんだよね…
まあ、よそに出ていった人間がつべこべ言うなっつうことだ。
分かってる。
佐野ラーメン食って帰ろう、と思っていたのに結局選んだのは居酒屋。
この店のいもフライは串に刺していない形。
うちは男爵を使ってるから特にほくほくして美味しいのよ、とカウンターのお姉さん談。
佐野名物のいもフライはコロッケと違いじゃがいもを潰さずに揚げたもの、と説明すると理解が早い。
石井琢朗がベイスターズにいた頃、横浜スタジアムのイベントでいもフライを出してたことがあったな。
石井琢朗は佐野出身で足利工業から甲子園に出場した、このあたりの偉人だ。
今でも。
【カンデオホテルズ佐野】