今日、臨床心理士と面談してきたわけです。
よく分からんのですけど、今は職場でメンタルヘルスチェックというやつが義務化されていて、確かに昔々、去年の春先に適当に答えたマークシートのそんなんあったな、という記憶はあったのです。
あまり芳しくないような結果が書かれた紙切れを、面倒くさそうに上司から手渡しされた記憶もあるのです。
で、部署を代表する人間として面談に行ったのです。
「体調はどうですか?」
「年齢なりに、というところだと思います」
「意識して気をつけていることはありますか?」
「サウナが好きなんで、よく行ってます」
「私もサウナ、行きますよ!」
「そうなんですか!?」
「でも水風呂の冷たいのは嫌いで」
「そうなんですか…」
その後は家族の話、人生の半分を過ごした群馬の話、そしてプロ野球の話くらいでした。
仕事の話には遠回しにしか触れてこないのが、こういう時のやり方なのかなあとか、何かの作戦なのかなあと思ったり。
持ち時間が1時間だったらしいけど、臨床心理士さんは時間を持たせるのに汲々とした感じで、最後は「じゃあ、頑張って」と手を振られて終わっていきました。
それだけでした。
メンタルヘルスチェックの結果には、ストレス過多で精神状態の落ち込みが…とか書かれていたらしいんです。
そうだそうだ!と言いたいけれど、落ち込みとまで推測されてしまうと、そこまでそうではないかもしれない。
少なくとも同じ職場では誰しもそんな感じで働いているようにも見えるし、そうでないようにも見える。
結局よく分からないんだけれど、ただ面談を受けてみたら意外に不安感が残りました。
俺の眼には、世の中のあらゆるものが本当に、そのままの姿では映っていないのではないかと。