JR常磐線、そして忘れちゃいけない磐越東線の起点でもあるいわき駅。
ひと際白地の看板が眩しい、キュアいわき駅前店。
看板が眩しく見えるのは、周りに明かりが乏しいから…というのもなくはない。
いやいわき市は人口30万人超、これは県庁所在地の福島市より多い立派な数字。
ただ合併で大きくなった街なので面積がとにかく広く、駅前はいまいち中心地感が薄い。
ここはかつて人口10万人弱の平市、いわき駅も平駅だった。
同じキュアでも、仙台の国分町店には宴会コースがあるレストランがあるのだが、こちらいわき駅前店には無し。
泊まりでの利用の場合に限って、朝食は設定されているらしい。
美味しいものは街に出て食べてください、ということなのかもしれない。
腹が減っていたものだから食事ができない(フロントで軽食は売っていたようだけど)のは残念だったが、内装も看板のイメージ通りで明るく清潔感に溢れた白が基調。
ドライサウナは15人くらいは余裕で入れるサイズ、かなり高い場所に取り付けられた室温計は90℃を示していたが、体感と発汗からしてもう少し上かもしれない。
毎週日曜と月曜に限ってロウリュがあるらしいが、この熱さの中だとなかなか期待できるなと思わせるレベル。
水風呂は16℃表示、ここは分かりやすく塩素臭。
サウナ室内で歯磨きしてる人がいて、タオル敷きっぱなしで指定席を確保している人もいた。
ただここまで来るとマナーどうこうと言う気にはならない。
特に不快な様子を見せている人もいなかったし、まあ細かいことは言いなさんなと、ここではここのルールとして共有されているのかもしれない。
皆で日本シリーズを観ながら汗を流しているところで、一見の人間がつべこべ言うものでもないだろう。
サウナはその土地の人のものだから。
サウナの後は、せっかくだから繰り出してみる。
小さなバーに入って「2016の特急ひたちで帰るんです」と話すと、刺身とご飯とビールを出してくれた。
何だか普通に晩ご飯。
バーで酔い潰れるようなこともなく、腹一杯になって予定通りの特急ひたち。
再び、常磐線で仙台まで行けるようになる日を待ってる。
新幹線じゃなく、海沿いの単線区間をゆっくり味わいながら進んでいく特急ひたちで、今度はキュア国分町店にも行ってみたい。
【キュアいわき駅前店】