サウナ&カプセルミナミ下北沢店

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午前はずっと家の中。

午後になって笹塚のマルシンスパに行こうかと思ったが、やはり出がけにもたもたやって、このまま行っても15時のロウリュに間に合わないことに、調布駅で気づく。

買い物もしたいし、ならば行き先も変えてしまおうと明大前から井の頭線下北沢駅南口から徒歩2分のサウナ&カプセルミナミ下北沢店へ。

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ここのサウナは初めて。

しかしこういう時代なので、どんなサウナなのかは来る前に大体わかってしまうわけです。

よく言えばレトロの趣、率直に言えば古いサウナ。

真っ昼間なのに休憩室が暗くて、昼寝の巣にするにはいいかもしれない。

サウナは乾燥気味で、鼻の奥が熱くなってヒリヒリした。

水風呂は自宅の風呂にそのまま水道水を溜めれば、こんな感じだろう。

夜は子どもと外食の約束があったので、ここの食堂には寄らなかったことが今となっては心残り。

世の中には、来れば来るほど魂が落ち着くサウナもある。

食事も兼ねて、もう一度来てみるかなとも。

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狭い間口に合わせた建物。

こういうの、下北沢っぽい。

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下北沢もだいぶ変わってしまったのね。

南口から出たにも関わらず、改札を出るとここがどこなのか分からなくなってしまった。

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小田急線の開かずの踏切も解消されていて、それ自体は素晴らしいこと。

ただ線路があった跡って、細長い空き地が続いていくだけで使い勝手に困りそう。

ローカル線の廃線跡ならば単線の幅をサイクリングロードにしてしまうのがよくある手だが、ここはそうではないのでなんだか持て余してるように見える。

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京王線の地下化した調布駅のあたりもそんな感じだしな。

踏切をなくすことが第一義だから、まあいいのか。

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昼間の下北沢を歩いたのなんて、一体何年振りだろう。

ヴィレッジヴァンガードに「今一番売れてる本!」のようなポップを付けられた糸井重里の本が置かれているのを見て、自分はもうとっくの昔にこの街の対象年齢を越えてしまったんだなあと少し寂しくなった。

社会に取り込まれて使い倒されるおっさんになった俺には、ふわっとして楽しげでしかし優しくはない言葉はもう響かないのよ。

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昼間の下北沢は久しぶりだが、夜の下北沢には去年一度飲みに来ている。

確か北口のほう、下北沢と呼ばれるエリアの果てのあたりに新潟の地酒がたくさんある、和装のお姉さんが接客してくれる、品のいい店があった。

また来たいと思いながらしばらく放っておいてしまった俺の怠惰さのせいで、店の名前は忘れてしまったし、今日歩いても見つけることができなかった。