この馬はマイルがいい。今になって前走富士Sは急仕上げだったなんて話が出てきたが、それでもヤングマンパワーからコンマ1秒差2着は底力の証。サトノアラジンの追い込みが利く展開になっても、ミッキーアイルが逃げ粘る展開になっても、「中段よりちょっと前」で競馬が出来るイスラボニータはいい競馬になる。
富士Sで2着のイスラボニータを高評価するなら、1着だったこちらを◎にしてもおかしくないはず。自分でもそう思うのだが、不安要因は鞍上バルザローナ。
外を回して伸びてくるスタイルからすると、京都のマイルはボリューム不足。菊花賞走ったくらいの馬だからね。ただ「距離不足」で切って捨てた3年前のトーセンラーは鮮やかに勝ち切った。ハマれば頭まで想定しとこうか。
快速馬も5歳秋。陣営が中途半端に抑える競馬に夢を見てしまった感がある。今さらながらハナを切る競馬を許容するコメントを出したりしてる音無調教師だが、もう1年早く割り切って欲しかった。
前走スワンSで2着に入ったのに鞍上は和田からデムーロへ。世知辛いね。元々出遅れの多い馬なので、出遅れの多いデムーロが乗って腹くくって最後方から追い込んだらどこまで来れるか。案外好スタート切ったりして。
この馬も後方からハマればのタイプなので無視し難い。池添も悪くないが、いつの日かもう一度田辺を乗せて勝利する姿が見たい。
