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震度は2

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夜9時過ぎ、「しくじり先生」でキンタローが話している頃、緊急地震速報の音が鳴った。
この瞬間、NHKにチャンネルを変えた。
なんだかんだでこの手の速報はNHKが早いし、実際にそうした人も多いだろう。
せっかく自分がメインのコーナーなのに、途中でこんなことが起こるとは、生放送ではないのだろうがキンタローは気の毒だと思った。

先に子どもと寝室にいる嫁に声をかけた。
嫁は揺れたのはわかった、と言う。
私は緊急地震速報の音には驚いても、まったく揺れていることには気づかなかったから、嫁が揺れを感じていたことに驚いた。
嫁は、これが茨城では震度5弱を記録するような大きな地震であったことに驚いていた。
府中は震度2のグループに入っていた。

東日本大震災の時、トイレットペーパーが品切れで群馬から送ってもらったことを思い出した。
不吉だがこれが前震、これから本震の考え方もある。
「トイレットペーパーある?」と嫁に訊くと「あるけどあまりない」と言う。
まだドラックストアは開いている。
「買ってくるよ」と言うと「子どものオムツも」と言う。
ドラックストアに行き、トイレットペーパーとオムツを買い、ついでに発泡酒も買った。

なんというか、俺がちょっと焦っただけの普通の夜で、こんな生活を崩してしまう地震がくるなんぞ想像もつかない。
だが奴は、空の上からか地割れの下からか、いつ存在感を発揮してやろうかとこちらの様子をうかがっているのだろう。
ついさっき、ミッドナイト競輪の最終レースで3万車券を取り逃がしたヒキの弱い俺だから、だったら「震災に遭う」のカードも一緒に引かずに人生を終えられる、なんて都合のいい未来も想像しがたい。